ラッキョウは、身近な漬物の食材のひとつ。カレーに入れたり、おつまみにしたり、生のものを天ぷらにしたりなど、意外と活躍の場も多い野菜です。
今回は、ラッキョウの栄養効果と保存方法や美味しく食べるコツを食材大辞典としてまとめました。
ラッキョウに含まれる栄養成分は?
ふくらんだ鱗茎(りんけい)部分を食用とするラッキョウは、「畑の薬」ともよばれ、次のような栄養成分を含みます。
- 特有の辛みと香り成分
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- 硫化アリルは、ラッキョウ特有の香りのもと
- 疲労回復や滋養強壮、血液をサラサラにして血栓などを予防する効果が期待できる
- 免疫力を高める効果やがん予防にも役立つといわれている
- 抗菌・殺菌作用がある
- 香りには食欲を増進させる効果もある
- 水溶性食物繊維
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- 野菜には珍しく非常に多くの水溶性の食物繊維が含まれる
- 硬い便に水分を与え腸内の便を吸着して排出を促す
- 善玉菌のエサとなって腸内環境を整える
- 血糖値の上昇を緩やかにし脂質の吸収を軽減する作用もある
- カリウムが豊富
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- 体内に溜まった余分な水分や塩分の排出を促す効果がある
- むくみや高血圧の予防に役立つ
- ビタミン類
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- 抗酸化作用を持つビタミンCを多く含むので、老化予防や美白効果を期待できる
- 二日酔いなどに効くナイアシンを含む
- ストレスを緩和するパントテン酸などを含む
なお、ラッキョウの1日の摂取量は5粒が目安です。効能が高い分、食べ過ぎると胸やけや胃もたれを起こすこともあるので注意しましょう。
ラッキョウの選び方のコツと保存方法は?
ラッキョウの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。
- ラッキョウの選び方のポイント
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- ふっくらとしていて切り口が伸びていないものを選ぶ
- 全体に粒がそろっているものを選ぶ
- 芽が伸びたものは、身痩せしたり表面が乾燥しやすいので避ける
- ラッキョウの保存方法のポイント
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- 生のラッキョウすぐに芽が伸びるので注意
- 日に当てると緑色に変色し味が落ちるので、必ず日の当たらない場所で保存する
- 購入したらできるだけ早く食べるか加工する
- 生のまま保存するなら乾燥しないように新聞紙などにくるんでから、ジッパー付きの袋に入れて冷蔵庫に入れる(基本的には漬けて保存するのがおすすめ)
- 冷凍保存したい場合は、必ず漬けてから保存容器や密閉袋に漬け汁ごと入れ、空気が入らないようにして冷凍する
ラッキョウの下処理のやり方とおすすめの食べ方は?
ラッキョウは、生のまま刻んで炒め物に使ったりそのまま天ぷらにして食べても美味しいですが、一般的には甘酢漬けや醤油漬けにすることが多いです。漬ける場合の下処理は、次の手順で行います。
- 流水で洗いながらうす皮をむき、丈夫なポリ袋に入れる
- 水に塩を入れて煮立て、冷めたらラッキョウに注ぎ、空気を抜きながらポリ袋の口を閉じて一晩冷蔵庫に置く
- ザルにあけて水を切り、根と芽を切り取る
同じ要領で、先に根と芽を切り落とし殺菌した保存容器に入れて塩水に漬けておけば、美味しい塩漬けとなります。また、甘酢で漬ければ甘酢漬けに、醤油や酢で漬ければ醤油漬けができあがります。甘酢漬けなどを薄くスライスしてサラダや和え物に加えると、料理の味と食感にアクセントをつけることもできます。
おわりに:血液サラサラ効果などさまざまな効能が。新鮮なうちに食べるかすぐに加工しましょう
「畑の薬」ともよばれるラッキョウは、血液サラサラ効果や疲労回復、免疫力の強化、デトックスなどさまざまな効能があります。ふっくらとした新鮮なものを選び、成長が早いので購入したらすぐに食べるか、漬けて保存し利用するようにしましょう。
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