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行者ニンニクの栄養効果を高めるにはどんな食べ方がおすすめ?

食材大辞典

行者ニンニクは、古くから常食されてきた山菜です。滋養強壮の効果が期待できることから、マンガでも話題になっていますし、最近はスーパーでも見るようになりましたよね。
今回は、行者ニンニクの栄養効果と美味しい食べ方のコツについて食材大辞典としてまとめました。

行者ニンニクの栄養にはどんな効果が期待できるの?

行者ニンニクは、北海道と東北以南の高山に自生する山菜で、北海道では滋養強壮に強い効果があるといわれ古くから食されてきました。

成長が非常に遅く収穫できるまで5年以上かかりますが、乱獲されたことから天然物は激減し、現在出回っているもののほとんどは天然物よりもマイルドな口当たりの栽培物です。

疲労回復や滋養強壮
  • ニンニク以上にビタミンB1の吸収を助けるアリシンが豊富で、疲労回復や滋養強壮効果がある
  • スコルジニンという疲労回復や新陳代謝促進作用のある成分も含まれている
免疫力を高めがんや老化、生活習慣病を予防
  • アリシンや、葉の部分に多く含まれる抗酸化作用のあるβカロテンは、免疫力を高めがんや生活習慣病の予防に役立つ
  • アリシンは血行促進作用により冷え性や動脈効果、血栓を予防する
  • βカロテンは体内でビタミンAに変わり髪や視力、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きもある
強い殺菌効果
  • アリシンには強い殺菌作用もあり、結核菌やブドウ球菌、赤痢菌、チフス菌などさまざまな菌に対抗する力があるとされている
骨を丈夫にする
  • カルシウムを骨に定着させる働きなどがあるビタミンKを多く含み、骨を丈夫にする

行者ニンニクの選び方と保存方法は?

行者ニンニクの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。

行者ニンニクの選び方のポイント
  • 株がしっかりと太り、葉の先までみずみずしく張りがあるもので、根元の切り口が新しいものを選ぶ
  • ただし、葉が開くにつれ香りがソフトになるので、香りが控えめなものが好みの場合は少し葉が開いているもののほうが良い場合もある
行者ニンニクの保存方法のポイント
  • なるべく早く食べ切る
  • 保存が必要な場合は、湿らせた新聞紙などでくるみ冷蔵庫の野菜室に立てて保存
  • 冷凍保存する場合は、さっと熱湯にくぐらせてから冷凍する
  • さっと熱湯にくぐらせ、すぐに冷水にとってよく水気を取り、密封容器などに入れて醤油を注ぎ醤油漬けにすると、冷凍より長持ちする

行者ニンニクの下処理と食べ方のポイントは?

行者ニンニクは、なじみやすい口当たりの山菜です。
匂いは食欲をそそる魅力的なポイントではありますが、強すぎる匂いが苦手な場合は凍らせて匂いの成分を抑え、みじん切りにして他の食材と混ぜたり、豚肉などビタミンB1を含む食材と合わせて食べると良いでしょう。
豚肉と合わせた炒め物などは、疲労回復などの栄養効果を高める料理としてとくにオススメです。

天ぷらなどの揚げ物、お浸しや和え物も美味しく、保存も兼ねた醤油漬けにしておけばそのままいろいろな料理に使いやすく便利です。
匂いが気にならなければ生食も可能ですが、やはり下茹でをした方が食べやすくなります。下茹するときは、根元の赤い部分をむいて水で洗い、沸騰させた湯に入れて10秒ほど湯通しし、冷水でさっと冷やし水気をきりましょう。

おわりに:疲労回復や免疫力強化などの効果を活かす、豚肉を合わせた炒め物がオススメです

行者ニンニクは、疲労回復や滋養強壮効果のほか、免疫力を高めがんや老化、生活習慣病を予防し、強い殺菌作用なども持つ山菜です。天ぷらやさっと熱湯にくぐらせて保存も兼ねた醤油漬けにしたり和え物にしても美味しいですが、豚肉と合わせて炒めると疲労回復など栄養効果の高い一品になりオススメです。

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