オカノリの栄養効果と美味しく食べるポイントとは? | 家事読本 - カジトク
本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はカジトク編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

オカノリの栄養効果と美味しく食べるポイントとは?

食材大辞典

オカノリとは海藻ではなく、葉物野菜です。特有の粘り成分の効果が注目されていることから、最近は健康意識の高い人から注目を集めています。
今回は、オカノリの栄養効果と美味しく食べるコツについて食材大辞典としてまとめました。

スポンサーリンク

オカノリはどんな野菜?期待できる栄養効果は?

オカノリ(陸海苔)は、日本で古くから親しまれている中国原産のフユアオイ(冬葵)の変種で、ヨーロッパが原産といわれています。オクラやモロヘイヤの仲間の1年草で、大きいもので高さ1mほどにもなりますが、食用となるのは先から15cm程度の葉です。生のまま包丁で細かく叩くと粘りが出ること、乾燥させてさっと火に炙ると海苔のような風味になることからこの名前がつけられました。

疲労回復、消化促進
  • 疲労回復ビタミンともいわれるビタミンB1を豊富に含む
  • 胃や腸の粘膜を保護し、たんぱく質の消化吸収を助け腸を整えるヌメリ成分を含む
老化、生活習慣病予防
  • 風邪予防、発がん抑制、動脈硬化予防、抗酸化作用のあるビタミンCを含む
  • 抗菌や血栓予防効果が期待できるアリルイソチオシアネートを含む
心身を守る豊富なミネラル
  • 骨や歯をつくり、筋肉や血液を正常に保ち、イライラなども鎮める働きが期待できるカルシウムを含む
  • 貧血予防や筋肉などを正常に保つのに欠かせない鉄分などのミネラルを多く含む
デトックス
  • 利尿作用があり体内から余分な塩分を排出する働きのあるカリウムが豊富
  • 解毒効果があり肝機能を改善するグルコシノレートを含む

オカノリの選び方と保存方法のポイントは?

オカノリの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。

オカノリの選び方のポイント
  • 手のひらより小さい大きさの葉で、葉先までみずみずしい黄緑色の軟らかいがハリのあるものを選ぶ
  • 黄色い葉は鮮度が落ちているサインなので注意
オカノリの保存方法のポイント
  • 乾燥に弱いので、保存するときは湿らせた新聞紙などに包みポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に根元を下にして立てた状態で保存する
  • 長期保存するなら、さっと沸騰した湯にくぐらせてから水気をとり、冷凍保存する
  • オーブンで乾燥させ干し菜にして冷蔵庫で保存しても良い

オカノリはどうやって食べればいいの?

一般的には、沸騰した湯で1分程度下茹でしてからさまざまな料理に使います。茹でるとヌメリが出るので食欲のないときでも食べやすく、茹でて刻んで他のものと和えたり、海苔のような風味を活かして炙ったり天ぷらにして食べるのがオススメです。

茎や根元など硬いところは切り落として使いましょう。味にクセがないため、さまざまな食材と組み合わせて楽しむことができます。普通にお浸しや和え物に使うほか、軽く茹でた後に粘りが出るまで叩き、かつお節や醤油、白ゴマなどを加えたり、納豆やとろろと混ぜても美味しいです。

そのほか、大葉のように片面に衣をつけて天ぷらにしたり、味噌汁の具や他の野菜などと炒めてもよいでしょう。ゴマ油を薄く塗って炙りパリッとしたら塩をまぶせば、韓国海苔のような美味しいつまみにもなります。

おわりに:食欲がなくとも食べやすい栄養価の高い野菜。ヌメリや海苔の風味を活かしましょう

オカノリは、疲労回復、消化の促進、老化や生活習慣病予防、デトックス効果などがある、非常に栄養価の高い野菜です。硬い部分は取り除き、柔らかい葉をいただきましょう。クセがないのでさまざまな料理に合いますが、さっと下茹でし叩いてヌメリを活かした和え物にしたり、海苔のように炙ったり天ぷらにして食べるのがオススメです。

コメント