カリフラワーは、ブロッコリーと同じようにキャベツの変種として誕生した野菜です。最近では白米の代替食品としても注目されていますよね。
今回は、カリフラワーの栄養や選び方、保存方法について食材大辞典としてまとめています。カリフラワーは足がはやい野菜なので、この機会に正しい保存方法を覚えてください。
カリフラワーってどんな野菜なの?
カリフラワーは、キャベツの仲間であるブロッコリーの突然変異で生まれた、小さな蕾が集まった部分を食べる花野菜です。ブロッコリーと違い淡色野菜ですが、近年では定番の白色に加えて以下のようなさまざまな彩りの品種が登場しています。
- カリフラワー
- 一般的な白のカリフラワー。多くの品種がつくられ、ほぼ一年中出回っている
- オレンジ色カリフラワー
- 普通サイズや手のひらサイズがある。加熱しても色が残り彩り野菜として人気
- 黄緑色カリフラワー
- カットすると表面近くの薄い黄緑と芯のクリーム色のグラデーションが美しい
- 紫色カリフラワー
- アントシアニンが含まれ、鮮やかな色を保てるピクルスなどに向く。品種によって加熱で緑色になってしまうものもある
- ロマネスコ
- ブロッコリーとの中間的なイタリアの伝統野菜。先がとがり黄緑色のらせんを描く
- カリフローレ
- 黄緑色の軸部分が細長く分岐するスティックタイプで、軸ごとに花蕾を食べる扱い易さから人気が上昇中
カリフラワーに含まれる栄養の特徴は?
一般的にアブラナ科の野菜は栄養価が高く、多くの栄養素をバランスよく含み生活習慣病を予防します。カリフラワーは特にビタミンCとカリウムが豊富で、低カロリー低糖質です。主な栄養の特徴は次の通りです。
- ビタミンC
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- 花蕾に多く含まれ、含有量は食材の中でもトップクラス
- 疲労回復、風邪やがん予防、老化防止、抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できる
- カリウム
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- 余分な塩分を体外に排出する働きがあることから、高血圧やむくみの改善に役立つ
- 運動による筋肉のけいれんなどを防ぐ効果が期待できる
- 食物繊維
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- 不溶性食物繊維が老廃物などを吸着して体外に排出する
- 腸内環境を整え便秘の改善に役立つ
- ビタミンB群
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- エネルギー代謝に必要な水溶性ビタミンで、新陳代謝を高める働きがある
一般的な白色種に比べて緑色のものにはビタミンCが、オレンジ色のものにはβカロテンがより多く含まれ、紫色のものにはアントシアニンが含まれています。
カリフラワーを選ぶとき、保存するときの注意点は?
カリフラワーを選び方と保存方法については、以下を参考にして下さい。
- 選ぶときの注意点
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- 締りのある硬いものを選ぶ
- 葉の切り口の変色がなく軸の切り口のみずみずしい新しいものを選ぶ
- 持ったときにずっしりと重みを感じるものがよく、スが入ったような空洞のあるものは避ける
- 保存するときの注意点
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- 日持ちしないのでなるべく早く調理する
- 保存は、余分な葉を落とし湿らせたキッチンペーパーなどで包んでビニール袋にいれるかラップにくるんで、野菜庫に立てて冷蔵保存する
- 保存期間は2~3日が目安
- 冷凍保存したい場合は、硬めに下ゆでして水気をよく拭き取り、バットなどに並べて一気に凍らせジップ付きの袋に小分けして冷凍庫に保存する
おわりに:特にビタミンCとカリウムが豊富で、生活習慣病予防やアンチエイジングに効果的
カリフラワーは低カロリー低糖質で栄養価が高く、多くの栄養素をバランスよく含んでいます。特に疲労回復や病気、老化の予防、抗酸化作用を持つビタミンCや、カリウム、ビタミンB群、食物繊維が豊富で、生活習慣病の予防やアンチエイジングなどの効果が期待できます。
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