本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はカジトク編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

ビーツの栄養効果と食べ方のポイントは?

食材大辞典

ビーツは「スーパーフード」として話題になったこともある野菜です。大根などと同じ根菜であり、自然でやさしい甘さと鮮やかな色合いにはまって、自炊で使う人も増えているといわれています。
今回は、ビーツの栄養効果と美味しく食べるコツについて食材大辞典としてまとめました。

ビーツの栄養にはどんな健康効果が期待できるの?

ビーツ(テーブルビート)は、火焔菜(カエンサイ)という和名を持つ、砂糖の原料となる甜菜の仲間です。ボルシチの材料として知られる鮮やかな色と以下のような健康効果の高い豊富な栄養が特徴の根菜で、葉まで丸ごと食べられます。

血管を広げて血行不良を改善
  • 一酸化窒素を作り出す働きを促進して血管を拡張し、血行を促進する
  • 血管を柔らかくする
  • 動脈硬化予防、疲労回復、基礎代謝アップ効果などが期待できる
肝機能を改善する甘味成分
  • アミノ酸の一種である甘味成分は、肝機能を高めて肝臓に脂肪がつくのを防ぐ
  • 肝硬変や肝脂肪のほか動脈硬化や糖尿病などの予防に役立つ
色素成分、ミネラル類が生活習慣病を予防
  • 色素成分に含まれる強い抗酸化作用が老化や細胞のがん化を抑制する
  • むくみや高血圧を防ぐカリウムなど多様なミネラル類が豊富
  • 代謝を助けるパントテン酸などビタミンB群を含み、生活習慣病の予防に役立つ
腸内環境を整え美肌をつくる
  • 皮膚や粘膜の健康維持を助けるナイアシンが豊富
  • 腸内環境を整え便秘を改善する食物繊維や難消化性オリゴ糖が豊富
  • 腸内環境を整えて生活習慣病を防ぎ、皮膚や粘膜を健康にすることでお肌の潤いを保持するなどの美容的な効果が期待できる

ビーツの選び方と保存するときのポイントは?

ビーツの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。

ビーツの選び方のポイント
  • 葉付きのものは、葉がみずみずしく元気なものを選ぶ
  • 根の部分は、直径が7~8cmくらいの軽く手のひらにのる大きさで、しっかりと重みと硬さが感じられるものを選ぶ
  • 表面が滑らかできれいに丸く、茎の付け根の皮がむけていないものが良い
ビーツの保存方法のポイント
  • もともと寒い地域の野菜なので、冷蔵庫での保存が基本
  • 葉付きのものは付け根部分から切り落とし根の部分と分け、濡らした新聞紙でビーツをくるみビニール袋などに入れて野菜室で保存する
  • 保存期間の目安は、葉が2日~3日、根が約1週間
  • 丸ごと水から茹でて冷ました後皮をむけば、冷凍保存も可能

ビーツはどうすれば美味しく食べられる?

ビーツは甘みとともに鮮やかな色や縞模様を楽しめる野菜です。硬いので火を通してから食べるのが一般的ですが、皮をむけば生のまま食べられます。薄くスライスして縞模様を見せサラダなのに散らすと料理映えするのでおすすめです。
ただし特有の土臭さがあるので、気になるときは酢やレモン汁など酸性の調味料で和らげましょう。

下茹するときは、栄養や色が流れないように皮ごと「丸のまま」茹でるのがポイントです。
大きめの鍋に水を張り酢を少し加えビートを入れて火にかけます。沸騰してから20~40分を目安に火の通りを確認しながら茹でてください。冷めたら皮は手で簡単にむけます。

ボルシチはもちろん、スープに入れるだけでもきれいな濃い赤が楽しめます。下茹でしたものに塩コショウやオリーブ油をかけたり、丸ごとホイル焼きしたり蒸しても美味しく、炒め物なら葉も一緒に使えます。

おわりに:血行や肝機能を改善し、老化や生活習慣病を予防します。色を活かして楽しみましょう

ビーツには、血行を促進するとともに血管の柔軟性を高めるほか、肝機能の改善、抗酸化作用によるによる老化や生活習慣病の予防、腸内環境の改善効果など、多くの健康効果があります。鮮やかな色を活かし、皮ごと丸のまま茹でて使いましょう。土臭さは酸性の調味料で和らげることができます。

コメント