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セリの栄養効果と独特の香りを活かす食べ方のコツとは?

食材大辞典

セリは香味野菜、いわゆる日本のハーブです。含まれる栄養素だけでなく香り成分にも多くの効果が期待できます。
今回は、セリの栄養効果と栄養や美味しさを活かす食べ方のコツについて食材大辞典としてまとめました。

セリに含まれる栄養と期待できる健康効果は?

セリ(芹)は、全国の湿地や水辺など水分の多い土地に自生している日本原産の野草で、ミツバと似ていますが5枚の葉を持つ春の七草のひとつです。古くから栽培もされ、一般に流通しているのは茎の長い栽培種で、天然物より茎が短く香りがマイルドです。主に次のような栄養効果があります。

さまざまな効能を持つ独特の香り成分
  • 香りの成分であるテルペン類やオイゲノ―ルは鎮静作用があるとされている
  • ピラジンは血液凝固を防ぐとともに肝機能を強化するのに役立つ
  • ケルセチンなどには解毒作用があるとされ、保温や発汗作用があり冷え性を防ぐ効果もある
豊富なビタミンCとβカロテン
  • ビタミンCや体内でβカロテンが豊富なため、免疫力を高め、老化や動脈硬化、心筋梗塞などを予防効果が期待できる
  • 皮膚や粘膜の細胞を正常に維持して肌の潤いを保つ効果も期待できる
ミネラルや食物繊維も豊富
  • 貧血を予防する鉄分など血液や骨の生成に欠かせないミネラルが豊富
  • 腸の働きを整えて便通を良くし、コレステロールの排出や急激な血糖値の上昇を防ぐ食物繊維も豊富

なお、セリの茎や葉を乾燥させたものは生薬として知られ、煎じて服用することで食欲増進のほか、解熱や神経痛、リューマチ、黄疸などに効果があるとされています。

セリの選び方と保存するときのポイントは?

セリの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。

セリの選び方のポイント
  • 葉がみずみずしく緑色が鮮やかで長さが揃っているもの、茎があまり太くなく葉先までシャキッとしているものを選ぶ
  • 根付きの方が日持ちする
セリの保存方法のポイント
  • 香りが魅力な野菜なので、香りが損なわれないうちに早めに食べるのが基本
  • 保存が必要なら乾燥させないように気をつける
  • 2~3日なら濡れた新聞紙などでくるみビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫の野菜庫で保存可能
  • 保存するときは、できるだけ立てた状態で保存する

セリを美味しく食べるためのポイントは?セリは、鮮やかな緑と爽やかな香り、シャキッとした歯ざわりが魅力の香味野菜です。加熱する場合は火を通し過ぎないように気を付けましょう。
鍋に塩を加えた水を沸騰させそこに根付きのまま入れて10秒ほど下茹でしますが、シャキシャキ感が損なわれないよう茹で過ぎは注意してください。茹であがったらすぐに氷水に落とし、冷えたらすぐに取り出してしっかりと絞りカットしましょう。
ただし天然物はアクが強いので、しばらく水にさらしておいたほうが食べやすいです。

さっと茹でてお浸しやさまざまな和え物にしたり、味噌汁や澄まし汁の具にするほか、水が多めのさらっとした生地で天ぷらにしても美味しいです。肉の臭みを消す効果もあることから古くから鍋物にもよく使われています。

セリは生より茹でた方が抗酸化作用が強くなるといわれています。栄養と季節の風味を一緒にいただきましょう。

おわりに:鎮静、胃や肝機能強化、老化や生活習慣病予防効果も。さっと茹でるのがポイントです

セリは、香り成分に鎮静や肝機能の強化、解毒、発汗作用などがあり、健胃や解熱効果のある生薬としても利用されている香味野菜です。ビタミンCやβ-カロテン、ミネラル、食物繊維も豊富で、老化や生活習慣病の予防効果もあります。火を通し過ぎないように気を付けてさっと茹で、栄養と一緒に季節の風味と歯ざわりを楽しみましょう。

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