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トレビスの栄養と風味を活かすにはどうやって食べればいい?

食材大辞典

トレビスはハーブ野菜の一種であり、チコリの仲間でもある葉物野菜です。独特の紫色は鮮やかで、お皿を華やかに彩りますし、紫の色素は健康効果も期待できます。
今回は、トレビスの栄養効果と食べ方や保存方法のポイントについて、食材大辞典としてまとめました。

トレビスの特徴と期待できる栄養効果って?

トレビスは、日本ではあまり馴染みがなかったですが、海外ではよく食べられている野菜のひとつです。最近はスーパーなどでも取り扱われるようになり、家庭料理でも使われるようになってきています。

ヨーロッパ原産の赤紫色をした野菜で、見た目は紫キャベツに似ていますが赤チコリと呼ばれるチコリの一種で、葉脈が白いという違いがあります。丸いものから細長いものまであり、チコリのように芽の部分を食べるのではなく葉を食べます。

ビタミンやミネラルが全体的に少量ずつバランスよく含まれていますが、特に次のような栄養効果が期待できます

生活習慣病や老化、眼精疲労の予防
ポリフェノールの一種である赤紫色の色素アントシアニンに強い抗酸化力があり、がんやさまざまな生活習慣病の原因になっている活性酸素を抑制効果が期待できる
目の疲れの軽減に役立ち、眼精疲労の予防効果が期待できる
むくみや高血圧の予防
ミネラルではカリウムの含有量が比較的多い
体内の余分な水分や塩分を尿とともに排泄し、むくみや高血圧の予防改善に効果が期待できる

トレビスの選び方と保存方法のポイントは?

トレビスの選び方と保存方法のポイントは、以下の通りです。

トレビスの選び方のポイント
もともと水分の多い野菜
葉にツヤとハリがあり、しっとりとみずみずしく葉先が乾いていないもの、巻のしっかりした重みのあるものを選ぶ
葉の色が濃く切り口が変色していないもので、球体のものならきれいに丸くなっているものが良い
トレビスの保存方法のポイント
乾燥させないことが保存の基本
ラップなどでぴったりと包むか湿ったもので包み冷蔵庫で保存すれば、1週間ほどもつ
ただし、カットしたものは密閉袋などに入れて冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切る

トレビスのおすすめの食べ方は?

トレビスは美しい赤紫色と特有の苦みが持ち味の野菜です。キャベツのようなシャキシャキ感はありませんがしっかり歯ざわりがあり、かんだ時に特有の苦味が口に広がります。加熱をすると葉の苦みが増すことで知られ、生食されることの多い食材です。
サラダなど生で食べれば、豊富なビタミンをそのまま摂取することができますし、鮮やかな彩りとほのかな苦みが印象的ないつもと違うサラダになりオススメです。

葉を器のように使って上に冷菜を乗せれば、前菜にして楽しめますし、ほかの野菜と一緒にドレッシングをかけたり、肉や魚の付け合わせ、サンドイッチやハンバーガーなどの具材に使っても味のアクセントとなります。
また、グリル料理にすれば違った食感と味を楽しむこともできます。

縦半分に切ってそのままオーブンやオーブントースターで焼き、マスタードソースやガーリックオイルをかけるだけでも美味しいです。そのほか、古代米を炊いたときのようなきれいな赤紫色のリゾットや、ほろ苦さのあるグラタンにしても楽しめます。

おわりに:苦みときれいな色を活かした食べ方を。まずはサラダなどでいただくのがオススメです

トレビスは、ビタミンやミネラルを少量ずつバランスよく含みますが、特に生活習慣病や老化、眼精疲労の予防効果のある色素成分、むくみや高血圧を予防するカリウムが豊富です。サラダなど生で食べれば、豊富なビタミンをそのまま摂取できると同時に、トレビスらしい鮮やかな彩りやほのかな苦みのアクセントが楽しめます。

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