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カツオ菜の栄養効果と美味しく食べるためのコツとは?

食材大辞典

カツオ菜は、「かつお出汁」のような濃厚な旨みが特徴の葉物野菜です。美味しいだけでなく、さまざまな健康効果が期待できることから、福岡以外の地域でも流通するようになっています。
今回は、カツオ菜の栄養効果と、保存方法、調理方法のポイントについて食材大辞典としてまとめました。

カツオ菜にはどんな栄養効果があるの?

カツオ菜(勝男菜)は、古くから福岡で作られてきた高菜の近縁種の葉野菜です。葉や株の形は高菜とよく似た表面が細かく縮れた駄円形ですが、アクが少ないうえ辛みもなく、煮ると旨味が多くほんのり甘味が感じられます。カツオの出汁がなくても美味しいことからカツオ菜と呼ばれるようになったとも言われています。

漢字で勝男菜と書くことから縁起物として正月の博多の雑煮によく使われてきました。大きく成長した下葉からかき取って束にした状態で流通し、秋には栽培過程で間引かれた物が「ハザ」として袋に詰められて出回ります。

認知症予防、疲労回復
旨味成分グルタミン酸を含み、利尿、脳を活性化させ認知症を予防する効果があるといわれる
豊富に含まれるアスパラギン酸には疲労回復効果もある
老化、生活習慣病予防
緑黄色野菜でβカロテンを多く含む
ビタミンCも多く、免疫力を高めると同時に加熱調理しても低下しない強い抗酸化作用で老化や生活習慣病を予防、がんの発生リスクも抑える
骨を丈夫にする
他の葉野菜に比べて、骨をつくるカルシウムを多く含む
カルシウムの骨への定着を助けるビタミンDを含み、骨を丈夫にし骨粗しょう症などを予防する

カツオ菜の選び方と保存方法のポイントは?

カツオ菜の選び方と保存方法のポイントは、以下の通りです。

カツオ菜の選び方のポイント
葉が青々として肉厚でシャキッとし、表面の細かい縮れがたくさんあるみずみずしいものを選ぶ
葉は霜にさらされて縮みが多くなることで甘みが増す
カツオ菜の保存方法のポイント
購入したら湿らせた新聞紙などにくるんでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存し、なるべく早く食べ切る
すぐに食べない場合は、洗って食べやすい大きさにカットし、塩少々を入れ沸騰させた湯でさっと茹でてから冷水にとり、冷えたら水を切ってラップに包み冷蔵保存する
小分けにラップしたものを密閉袋に入れて冷凍保存することも可能
さっと茹でてから1~2枚の葉を茎を芯にして棒状にまとめラップして密閉袋で冷凍保存すれば、栄養素を保った使いやすい状態で保存できる

カツオ菜の栄養と美味しさを活かすためのポイントは?

旨味たっぷりで辛味のない誰もが食べやすい野菜です。食感を大切にし、茹で過ぎないのがポイントです。歯ごたえを楽しみたければざく切りにして炒め物にしたり、さっと茹でてお浸しやいろいろな和え物で楽しみましょう。

油との相性もよく、さっと下茹でしたものをバターやオリーブ油であおれば肉や魚料理の付け合せにも合います。やわらかくしたければ、旨味を活かした煮物や鍋に。その場合は煮過ぎに注意しましょう。味噌汁などの汁物でも旨味がしっかり味わえます。古くから産地のお正月に用いられてきた味を、他の地域でいつもと一味違ったお雑煮として使っても楽しいでしょう。

おわりに:老化や生活習慣病予防、骨の健康に効果が。食感を活かし煮過ぎないのがポイントです

カツオ菜は、旨味たっぷりで辛味のない誰もが食べやすい野菜で、認知症予防や疲労回復、老化や生活習慣病予防、骨の健康維持効果などがあります。炒め物、お浸しや和え物、煮物や鍋、汁物など、さまざま料理で楽しめます。食感を大切に、茹で過ぎないのがポイントです。

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