善玉バイオ洗剤「浄JOE」は、株式会社エコプラッツが開発・販売しているエコ洗剤です。エコ洗剤は、洗浄力への不安や節約につながりにくいといったイメージが持たれがちですが、「浄JOE」はどうなんでしょうか。今回は、「浄JOE」の洗浄力やコスパ、使用上の注意点、使いこなし方のコツについて、洗剤柔軟剤大辞典としてまとめました。
善玉バイオ洗剤「浄JOE」ってどんな洗たく洗剤?
善玉バイオ洗剤「浄JOE(じょう)」は、善玉バイオ(乳酸菌、酵母菌、こうじ菌などどこにでもいる善玉菌を独自の方法で培養、抽出した特殊酵素)の力で高い洗浄力を発揮する、人と環境に優しい洗剤です。
魅力はたくさんありますが、おもな特徴として以下が挙げられます。
- 界面活性剤を大幅にカット
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- 特殊酵素が洗濯物の嫌なニオイの発生を抑えて洗浄力を高めている
- 界面活性剤の配合を0.5%以下まで大幅にカット
- 黄ばみを除去
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- 洗濯物に残った皮脂などの酸化による黄ばみ汚れを酵素の働きで強力に分解
- 界面活性剤の残留物による黄ばみもなく、すでに黄ばんでしまった衣類も復元可能
- ゴワつきや黒ずみを防止
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- ゴワつきや黒ずみの原因ともなる界面活性剤の残留物がないため、すっきりやわらかな洗い上がりに
- 洗濯槽や排水管も浄化
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- 洗剤カスを作る成分がほとんど入っていないため洗濯槽をきれいな状態を保ちやすい
- 洗濯するごとに生乾き臭の原因となる洗濯槽裏側のカビ汚れなども分解除去する
- 時間とコストを節約
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- すすぎは1回でOK
- 洗濯時間の短縮、節水・節電につながり、さらに洗剤そのものも少なくて済むので経済的
浄JOEを使うと洗濯時の再汚染を防げるのはなぜ?
再汚染とは、洗濯によって引き剥がされた汚れが再び繊維にくっついてしまい、衣類の色が変わってしまうなどの現象をいいます。特に最近の洗濯機は使用する水の量が少ないので、従来よりも再汚染が起こりやすい可能性があります。
浄JOEには、パルプを原料とした糊剤である再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース)が配合されており、特殊な皮膜を作って衣類から出た汚れと繊維それぞれにくっつき、マイナスの電気で反発し合います。これにより一度洗濯物から離れた汚れがまた繊維に付くことがありません。
なお、カルボキシメチルセルロースは合成物ですが、毒性やアレルギー性がなくアイスクリームやヨーグルトの増粘剤としても使われているものです。
浄JOEを使うときの注意点は?
浄JOEを使うときは、以下の点に注意しましょう。
- 柔軟剤を使うなら控えめに
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- 浄JOEだけで繊維の持つ本来の肌触りを保つこともできるが、柔軟剤が効率よく効果を発揮できるようにつくられている
- 柔軟剤を使用する場合は通常の量では入れ過ぎの状態になってしまうので、規定投入量の半分くらいに抑えること
- 規定の半分の量でも、香りは十分に楽しめる
- アルカリに弱い繊維に注意
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- 弱アルカリ性の洗剤なので、ウールやシルクなどアルカリに弱い繊維には使用できない
- 染色状態の悪い衣類にも使用できないので、迷った場合は目立たないところに濃い目の洗剤溶液をつけて試してから使う
- 漂白剤は気になるときだけ
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- 頑固な汚れに漂白剤が便利だが、必要以上に入れると酵素の力を弱めてしまうことがある
- 汚れが気になるときにだけ使うようにするのがおすすめ
おわりに:人と環境に優しい特殊酵素が、高い洗浄力を発揮します。柔軟剤や漂白剤は控えめに
善玉バイオ洗剤「浄JOE」は、人と環境に優しい特殊酵素で高い洗浄力を発揮し、界面活性剤を最小限に抑えた洗剤です。洗濯物の生乾き臭、黄ばみやごわつき、再汚染を防ぐだけでなく、洗濯槽や排水管も浄化します。柔軟剤を使うなら規定量の半分で、漂白剤は気になるときだけ使うようにしましょう。
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