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オカワカメの栄養効果は?どうやって食べればいいの?

食材大辞典

オカワカメは、独特の粘りやぬめりが心地よい少しめずらしい野菜です。生ワカメと食感が似ていて、古くは薬草として使われていたこともあり、健康志向が高い人からも注目を集めています。
今回は、オカワカメの栄養効果と美味しく食べるコツについて食材大辞典としてまとめました。

オカワカメの特徴と期待できる栄養効果は?

オカワカメは、中国から長寿の薬草「雲南百薬(うんなんひゃくやく)」として伝わったもので、正式な和名は「アカザカズラ」といいます。熱帯アメリカ、熱帯アジアに自生するつる性の多年草で、茎葉だけでなく球根や葉腋にできるムカゴも食べることができます。厚みのある葉や茎は加熱するとワカメのような粘り気とコリコリした食感があります。人の体に必須とされるミネラルが豊富に含まれ栄養価が高いことから、健康野菜として注目されています。

免疫力を高め、全体的な体の不調を改善
血管や血流、骨や筋肉の機能を正常にし、さまざまな生活習慣病を予防するマグネシウムを含む
細胞分裂と新陳代謝をうながし、傷の治りや体の機能の改善、味覚障害の予防や肌、髪の美しさ保つ働きのある亜鉛を含む
骨や歯をつくり、骨粗しょう症や気管支炎、胃潰瘍などを予防し、筋肉を正常に保ち、精神面を安定させる働きもあるカルシウムを含む
目や肌の健康を保つ
目や胃腸、肺の粘膜を強化するビタミンAを多く含み、特に視力の維持や眼精疲労、ドライアイの改善効果が期待できる
肌を乾燥から守り美肌をつくる

オカワカメの選び方と保存方法のポイントは?

オカワカメの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。

オカワカメの選び方と保存方法のポイント
葉の緑色が鮮やかなものを選ぶ
黒ずんでいるものは腐っている可能性があるので注意
オカワカメの選び方と保存方法のポイント
生のままでも数日は保存できるが、乾燥に弱いので湿らせたキッチンペーパーで挟み保存容器にいれて冷蔵庫の野菜室で保存する
乾燥で少し萎れ気味になったら、湯がいて水を切っておけば、保存袋やタッパーに入れて保存可能
生の状態で冷凍保存もできるが、冷凍する前に茹でると本来の粘りがなくなってしまうので注意

オカワカメを美味しく食べるコツとは?

オカワカメの葉は生でも食べられますが、多少青臭みがあります。軽く茹でるとクセがなくなり食べやすくなります。刻むことによって出るぬめりも楽しみたい食材です。
さっと熱湯に通して水気を切り、カットしてサラダや和え物にするほか、生のまま衣を付けて天ぷらにしたり、食べやすい大きさに切って炒め物に加えてもいいでしょう。15秒ほど茹でたものを冷水にとり、ポン酢やドレッシングをかけるだけでも美味しくいただけます。湯がいたオカワカメは、汁ものやラーメン、そば、うどんの具として使えば、一風かわった味を楽しむこともできます。

なお、旬の季節が終わる頃にできるムカゴも、皮をむき、ヤマイモのムカゴと同じようにホクホク食感の炊き込みご飯にしたり、醤油と砂糖の甘辛煮つけ、バター炒め、素揚げなど、いろいろな調理法で楽しむことができます。

おわりに:目や体の不調を改善する、ミネラル豊富な健康野菜。さっと湯がいていただきましょう

オカワカメは、人の体の健康維持に欠かせない必須ミネラルを多く含みます。血や骨、筋肉などを正常に保ち、精神を安定させ、さまざまな生活習慣病を予防するほか、目や肌の健康を保ちます。葉は生でも食べられますが、さっと湯がいて食べやすくし、サラダや和え物をはじめさまざまな調理で風味と独特のぬめりを楽しみましょう。

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