最近は、洗剤自動投入機能が搭載した洗濯機が増えていますね。手間が省けるので、多くの人から指示を集めているようです。しかし、洗剤自動投入機能がついている洗濯機は、いろいろとデメリットがあることを知っていますか?
今回は、洗剤地頭投入機能のデメリットと使用するとき、お手入れするときの注意点について、洗剤柔軟剤大辞典としてまとめました。
洗剤自動投入機能付き洗濯機のメリットって?
洗剤自動投入機能は、パナソニックや日立などの最新の洗濯機に搭載されている、あらかじめ専用タンクに液体洗剤や柔軟剤を入れておくと自動で最適な量を計って洗濯槽に入れてくれるという便利な機能です。これまでは一部のメーカーのドラム式洗濯機だけに搭載されていましたが、今では縦型洗濯機にも搭載されるようになっていて、アイリスオーヤマが販売を始めたこともあり、再度注目を集めています。
お家時間の効率化のために導入している家庭も増えてきているようで、以下のようなメリットがあります。
- 洗濯のたびに洗剤をはかる手間がなくなる
- 洗剤の入れ過ぎによる洗濯槽のカビやニオイ残りを防ぐ
- 洗剤を置いておかなくともよいので、洗濯機周辺がスッキリする
最近は、便利な機能としてスマートフォンと連携させることのできるモデルも登場しています。専用アプリを使った遠隔操作で、たとえば、帰宅時間と洗濯終了時間を合わせた設定なども可能です。
洗剤自動投入機能にもデメリット「使える洗剤が限られる」
洗剤自動投入機能には、デメリットや注意点もあります。まず、ひとつ挙げられるものは「投入口のお手入れが必要になる」ということです。また、洗剤や柔軟剤の種類を変えるときは洗剤が詰まるため、必ずお手入れが必要であり、基準量の再設定も必要になります。
市販の液体洗剤や柔軟剤はだいたい使えますが、粉末洗剤やジェルボールなど使えないものもあります。
- 手動投入口から入れる必要があるもの
- 粉末合成洗剤、ドライマークや手洗いマークの衣類を洗うおしゃれ着用液体中性洗剤、「そよ風」などの液体せっけん、液体・粉末に関わらず漂白剤は、自動ではなく手動投入口を使う
- 洗濯物と一緒に入れるもの
- ジェルボールやビーズ状仕上げ剤は洗濯物と一緒に入れるもので、自動投入機能は使えない
- その他、使用できないもの
- 粉せっけんや重曹は、水に溶けにくく詰まりやすいため使えない
詳しくはそれぞれの洗剤の容器に記載されている指示に従うようにしてください。
洗剤自動投入タンクのお手入れのタイミングとやり方は?
洗剤自動投入タンクのお手入れのタイミングは
- 3カ月ごと
- 洗剤などの種類を変えるとき
- 1か月以上使わなかったとき
です。お手入れは、「自動投入お手入れ」のコースを選択して行います。手順は、以下を参考にして下さい。
- ケースとタンクを中身がこぼれないようにしながら取り外す
- タンクとふたを洗剤・柔軟剤のヌメリがとれるまでしっかりと洗う
- ふた→タンク→ケースの順でタンクとケースをもとに戻す
- 40℃のお湯をお手入れするタンクに入れ、「自動投入お手入れ」をスタートする
- 再度タンクを取り出し、水分を拭き取ってタンクとケースを元に戻す
なお、洗剤自動投入タンクは内容量が減ってくると液晶画面に残量が少ないお知らせがでます。スマホと連携している場合は、アプリにもお知らせが出ます。
洗剤自動投入の洗濯機は買うべき?
洗剤自動投入機能には、上記で説明したようなデメリットがあり、お手入れの手間もありますが、毎日の手間を少しでも省きたいという人は、購入を考えてもいいでしょう。
また、AI機能付きであれば、洗剤の量を適切なものに調整してくれますので、洗剤の使い過ぎを予防することができます。環境にやさしい生活をしたい、洗剤の使いすぎで肌トラブルがある人は、ぜひ使ってみることをおすすめします。
ただし、シルクなどの「超デリケート素材」の服は、自動投入コースで洗うことはおすすめできせん。デリケート衣類は必ず適切なコースを選んで、別で洗うようにしましょう。
おわりに:市販の液体洗剤、柔軟剤はほぼ使えます。「自動投入お手入れ」コースでお手入れを
超便利な洗剤自動投入機能ですが、使える洗剤が限られ、お手入れも必要といったデメリットもあります。市販の液体洗剤や柔軟剤はだいたい使えますが、粉末洗剤やジェルボールなどに自動投入機能は使えません。また、お手入れは3カ月ごと、洗剤を変えるときや1カ月以上使わなかったときにも必要です。タンクを洗い、お湯で自動投入お手入れコースを使ってお手入れしましょう。
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