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ブラインドをキレイに掃除するコツとは?

ブラインドを掃除する人 お掃除のコツ

太陽が眩しいときや室内を外から見えないようにしたいとき、窓の内側にブラインドが設置してあると便利です。窓を開けて換気しながら太陽光を遮れるため、居間や浴室などに設置してある家もたくさんあります。

そんなブラインドを掃除するためには、どんな手順で行えば良いのでしょうか。今回は、ブラインドにつきやすい汚れの種類や掃除の基本的な手順、材質別の掃除方法についてご紹介します。

ブラインドにはどんな汚れがついてるの?

知らない間に汚れが溜まりやすいブラインドですが、その汚れは主に「ホコリ・カビ・油汚れ・皮脂汚れ・石鹸カス・タバコのヤニ」などが該当します。例えば、キッチン近くのブラインドには油汚れが、浴室のブラインドにはカビ汚れの他、石鹸カスや皮脂汚れもつきやすい傾向にあります。

ホコリ
  • ブラインドが静電気を帯び、その静電気にチリなど細かいゴミが付着したもの
  • 布団や衣類の糸くずを定期的に屋外ではたく、部屋をこまめに掃除するなどで減らせる場合も
  • 室内でホコリが舞うような作業を少なくするのもポイント
  • ブラインドの静電気を抑えるのが根本的な対策なので、コップ1杯の水に柔軟剤を数滴たらし、それを染み込ませて固く絞った雑巾などで拭くと良い
  • カビが生えない程度に湿度を高く保つ(50〜60%)のも静電気抑制に効果的
油汚れ
  • 調理中に飛び散る油や油煙からくるもので、キッチンのブラインドにつきやすい
  • 調理場所と距離が近い場合の対策は難しいが、換気を工夫すればつきにくくなることも
  • 調理場から遠い窓を開けて調理の数十分前から換気扇を回し、換気する風の通り道を作っておく
  • 調理後も数十分くらいは換気扇をつけっぱなしにしておくと良い
カビ
  • 主に浴室の湿気や結露、皮脂汚れなどによってカビが発生する
  • 掃除と十分な換気を行うのが対策方法。浴室なら換気扇をつけっぱなしにしておくと良い
  • 掃除の後にアルコールでさっと拭いておくと、カビの繁殖を抑えられるので比較的長くキレイな状態を保てる
ヤニ
  • タバコを吸う人がいると、その煙からヤニ汚れがつく
  • 換気扇の下や屋外でタバコを吸うようにすれば、ヤニ汚れは防げる
  • 換気扇の下で吸うときは、油汚れ同様、事前に換気扇を回しておくのがポイント

普通のブラインドの掃除の手順は?

ブラインドの基本的な掃除は、以下のように行います。

  1. ブラインドの羽を下げ、ハンディモップやはたきで羽に沿って軽くホコリを落とす
  2. 羽の向きを反対にし、同じようにホコリを落とす

基本的な手順はこの2ステップだけですから、棚やテレビ台の上などのホコリを掃除するついでにブラインドも掃除し、習慣にしてしまいましょう。ハンディモップやはたきは素材に吸着剤を塗ってホコリを吸着しやすくしたものがおすすめです。ホームセンターや100円均一ショップなどで手に入れられますので、ぜひ利用してみましょう。

ブラインドの種類によっては、取り外して丸洗いできるものもあります。取り外せるものは取り外して掃除した方が安全ですし、効率よく掃除が行えますので、ぜひ取扱説明書を見ながら取り外して一気に掃除してしまいましょう。

  1. 取扱説明書の通りにブラインドを外す
  2. ベランダや浴室などに置く
  3. 重曹水を全体に吹きつけ、スポンジなどで汚れを落とす
  4. 水で洗い流す
  5. 乾いた雑巾で水気を拭き取り、乾燥させる
  6. 取扱説明書の通りにブラインドを取りつけて元に戻す

ブラインドの汚れが酷い場合はどう掃除すればいいの?

ブラインドの掃除を長期間していなかった、気づいたらカビが生えてしまっていた、という場合は少し念入りな掃除が必要です。まずは、以下のようなアイテムを準備しましょう。

  • 新聞紙
  • 椅子や踏み台など、高所作業を行うための足場
  • 掃除機
  • 軍手、ゴム手袋
  • 重曹、スプレーボトル
  • バケツ(洗面器)
  • 雑巾

ブラインドの汚れはカビ・油汚れ・皮脂汚れ・ヤニ汚れなど酸性の汚れが多いことから、アルカリ性の重曹で掃除するのが効果的です。重曹は身体にも環境にも優しい「ナチュラルクリーナー」とも呼ばれる洗剤ですから、小さい子どもやペットのいる家庭でも安心して使うことができます。

掃除道具が準備できたら、以下の手順で掃除を行いましょう。なお、重曹水は500mLのぬるま湯に対して重曹大さじ1杯の割合で混ぜて作ります。

  1. ブラインドの下に新聞紙を敷く
  2. ゴム手袋をつけ、掃除機でブラインド表面のホコリを取り除く
  3. 重曹水を作り、スプレーボトルとバケツ(洗面器)に入れる
  4. ブラインド全体に重曹水をスプレーする
  5. 軍手を重曹水で濡らして固く絞ってゴム手袋の上からはめる
  6. 重曹水の染み込んだ軍手の指と指の間にブラインドの羽を挟み、拭っていく
  7. 真水で固く絞った雑巾を使い、重曹水と汚れを拭き取る

ブラインドの掃除を行う際にはホコリが落ちてくることもありますので、必ずブラインドの下に新聞紙を敷いてから行いましょう。掃除後は丸めて捨てれば良いだけですから、下に落ちたホコリや汚れをまた掃除する手間が省けます。

掃除機はハンディタイプのものが使いやすいですが、なければお部屋用の掃除機に細いノズルをつけたものでも構いません。ブラシ付きのノズルだとよりホコリが取れやすいです。羽の裏側も忘れずに掃除機をかけましょう。このとき、素手で行うとブラインドの羽の縁で怪我をしてしまうこともありますので、必ずゴム手袋をつけて行いましょう。

また、なかなか落ちない汚れや調理場付近のひどい油汚れの場合、ブラインドに重曹水を吹きつけた後で30分程度放置すると、重曹が汚れを中和・分解してくれますので、落としやすくなります。その後で軍手の拭き掃除を行いましょう。

ブラインドの材質や汚れで掃除のやり方も変わる?

ブラインドの材質や汚れによっても、掃除の方法を変える必要があります。材質や汚れごとに使う洗剤や掃除の方法を見ていきましょう。

ブラインドの材質別の掃除方法って?

一般的なブラインドはプラスチック樹脂製のものが多いため、上記でご紹介した方法で掃除して構わないのですが、他にも木製や竹製、アルミ製、布製や革製など、さまざまなブラインドがあります。素材別の掃除方法を確認しましょう。

木製・竹製のブラインド
  • 水拭きすると素材が変形したり変色したりする可能性があるため、水を使わない
  • 汚れが気になる場合は乾いた布やハンディモップ、掃除機などで取り除き、必要があればワックスで仕上げる
アルミ製のブラインド
  • アルカリ性の洗剤は腐食したり風合いを損なったりする可能性があって使えないため、必ず中性洗剤を使う
  • 重曹ではなく中性洗剤で拭いて汚れを落とし、最後に水拭きをする
布製・革製のブラインド
  • 木製や竹製同様、水を使わずにホコリを落とすだけの掃除をする
  • 柔らかいブラシなどを使い、優しくホコリや汚れを落としていく
  • 掃除の後、防水スプレーや革を保護するクリームなどで時々メンテナンスをすると、風合いを損なわず長く使い続けられる

アルミ製のブラインドにはアルカリ性の洗剤は使えませんので、重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水などを使うのは避け、食器用の中性洗剤などを使いましょう。

ブラインドの汚れ別の掃除方法って?

ブラインドにつく汚れにはいくつかの種類がありますので、汚れ別に掃除方法を変えるとより掃除が楽になります。

ホコリ
  • 他の汚れと混ざらないうちに、早めの対処をするのが良い
  • はたきやハンディモップなどでこまめに掃除しておくと、落としにくくならない
  • ホコリを吸着しやすい線維や加工をしてあるものを使うのもおすすめ
ヤニや油汚れ
  • 酸性の汚れなので、重曹水やアルカリ電解水を吹きつけて30〜1時間程度置き、落とす
  • 食器用洗剤でも代用できるが、いずれもアルカリ性の洗剤を使う場合は素材に注意
  • アルミ製のブラインドなどは、食器用中性洗剤を使うと良い
カビ
  • カビもアルカリ性に弱いため、重曹水やアルカリ電解水で対応できる
  • カビが酷い場合は、できるだけ取り外してカビ取り剤を使い、丸洗いする
  • 仕上げにアルコールで拭き取っておけば、カビ予防にもなる

ヤニや油汚れは主に酸性の汚れなため、重曹水やアルカリ電解水、セスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗浄剤を使って掃除するのがおすすめですが、前述のようにアルミ製のブラインドに対しては腐食したり風合いを損なったりする可能性がありますので、使わないよう気をつけましょう。

カビに対しても同様で、市販のカビ取り剤は強いアルカリ性の洗剤です。そのため、アルミ製のブラインドにカビが発生した場合は、アルコールでカビを除菌した後、酸素系の漂白剤を使ってカビが作る色素を除去するのが良いでしょう。

おわりに:ブラインドの掃除の基本は、ホコリをこまめに落とすこと

ブラインドにつく汚れは、ホコリ・カビ・油汚れ・皮脂汚れ・石鹸カス・タバコのヤニなどが主なものです。酸性の汚れが多いことから、基本的には重曹水やアルカリ電解水などを使って掃除するのが良いでしょう。

ただし、アルミ製のブラインドにアルカリ性の洗剤や洗浄剤は使えませんので、アルミ製のブラインドには食器用の中性洗剤を使いましょう。また、ホコリをこまめに落としておけば汚れが溜まりにくくなります。

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