マウスの汚れを放置するとどうなる?
マウスやマウスホイールは、表面上は汚れていないように見えても、手アカや汗、髪の毛、ホコリ、衣類の繊維や食べカス、タバコのヤニなどで汚れています。こうした汚れが溜まっていくと、マウスがベタついたり動きに不具合が起こったりすることがあります。
- マウスがベタつく
- 手アカや汗、食べカスなどの油分によってベタついてしまう
- 触ったときに不快感があると、仕事がはかどりにくくなる
- マウスの動きに不具合が生じる
- ホコリやゴミがついていると、マウスホイールのセンサーが動きをうまく感知できなくなり、誤作動を引き起こすことも
- マウスの動きがおかしいと思ったら、掃除すると直ることも多い
- 故障を疑う前に、まずは掃除してみよう
特にレーザー式マウスや光学式マウスではセンサー部分、トラックボールマウスやボール式マウスではマウス内部のボールやローラーに汚れがつくと、マウスポインターの動きが悪くなってしまいます。故障だと決めつける前に、マウスを掃除してみましょう。
マウスはどうやって掃除すればいいの?
それでは、実際にマウスを掃除していきましょう。まずは、掃除の前に使っているマウスが「レーザー式・光学式」なのか「トラックボール・ボール式」なのかを確認し、それぞれ以下のように掃除を行います。
レーザー式・光学式マウスの掃除方法は?
レーザー式マウスや光学式マウスは、マウス底面から光を出し、それをセンサーで検知してマウスの動きを判断するものです。そのため、マウス底面のセンサー部分に汚れがついてしまうと、センサーでうまく読み取りできなくなってしまい、マウスポインターの動きが悪くなってしまいます。
- マウス外側の掃除方法
- 乾いたきれいな布で拭く
- 汚れがひどいときは、水か中性洗剤を含ませて固く絞った布で拭き取る
- センサー部分の掃除方法
- 市販の光学式マウス専用クリーナーを使うか、エアブラシで汚れを取り除く
- センサー部分に傷がついてしまうと、故障の原因になるためティッシュペーパーなどで擦らないよう注意する
トラックボール・ボール式マウスの掃除方法は?
トラックボールやボール式マウスの場合、マウス内部にホコリなどが入って汚れてしまうと、マウスの操作がうまくできなくなってしまいます。まず、マウス外側は光学式マウスと同様、乾いた布で拭きましょう。汚れがひどい場合は水か中性洗剤を含ませて固く絞った布で拭き取ります。
次に、ボールとローラーを分解して掃除していきます。
- ■ボールの掃除方法
-
- マウス裏側のボール止めを反時計方向に回し、ボール止めを取り外す
- ボールを取り出したら中性洗剤で洗い、汚れを落とす
- 乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾燥させる
- ボールをマウス内に戻し、ボール止めを元に戻す
トラックボールマウスの場合は、マウスの説明書を確認してボールを取り外し、掃除を行いましょう。
- ■ローラーの掃除方法
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- ボールを取り出したら、マウス内部のローラーについた汚れを乾いた布で擦り落とす
- 落ちない場合は、乾いた柔らかい歯ブラシなどで汚れを擦り落とす
- ボールをマウス内に戻し、掃除完了
マウスを掃除するときの注意事項は?
マウスを掃除するときは、以下のようなことに注意しましょう。
- ワイヤレスマウスの場合は、先に電池を取り外しておく
- 掃除中、マウス内部にゴミが入らないよう注意する
- 掃除でマウスから取り出した部品は、なくさないよう注意する
- 水や中性洗剤はマウスに直接かけない(故障の原因になる)
- シンナーやベンジンなどの有機溶剤を使わない(マウスの外装を傷めたり、故障の原因になったりする)
- ローラーの汚れを取るとき、金属ブラシやカッター、ヤスリなどの硬いものは使わない(ローラーに傷がつき、故障の原因になる)
マウスが汚れるのを防ぐにはどうすればいい?
マウスの上部分は手アカや汗などで汚れやすいですが、センサーやボールにつく汚れは机の上やマウスパッドから移動することも多いです。マウスパッドはマウスの反応を良くしてくれる非常に便利なものですが、特にスポンジ素材のマウスパッドを使っている場合、溜まったホコリがマウスの底についてしまい、掃除してもすぐ汚れてしまうことがあります。
ですから、マウスの掃除をしたら、マウスを使っている部分の机やマウスパッドも一緒に掃除しておきましょう。マウスパッドの場合、重曹を溶かした水に10〜15分程度つけ置きして汚れを浮き上がらせ、水道水ですすいだ後、しっかり干して乾かせばキレイになります。
また、マウスだけをわざわざ掃除することや、そのタイミングを覚えておくのは面倒なものです。そこで、マウス掃除はパソコンやデスク掃除とセットにしてしまうと忘れにくく、定期的に掃除ができるので安心です。
例えば、パソコンのモニターなどに使う専用のウェットティッシュを近くに置いておき、ディスプレイの指紋などが気になるときにサッと拭いた後、マウスの汚れもついでに拭いてしまいましょう。このようにこまめに掃除をしておけば、手アカやホコリが溜まることもなく、清潔な状態を保てます。
マウスのお手入れに使えるアイテムはある?
マウスのお手入れに使えるアイテムとして、エアダスターや柔らかい布、無水エタノールなどがあります。
- エアダスターや柔らかい布
- 素材に傷つけずホコリを払うには、100円ショップでも手に入るエアダスターが便利
- 柔らかい布も、メガネ用などを100円ショップで購入できる
- 無水エタノール
- ドラッグストアで売っていて、消毒用アルコールよりもアルコール濃度が高く、ほぼ純粋なアルコール
- すぐに蒸発するため、湿気に弱い精密機器にも使える
- マウスの表面やクリックする箇所も、無水エタノールで拭くとキレイになる
エアダスターはキーボードの掃除にも使えますので、パソコンの掃除用に1本常備しておくと便利です。柔らかい布はスマホの画面を拭いたりPC画面を拭いたりするのにも使えますし、無水エタノールは蒸発しやすさから精密機器の掃除に広く使えます。いずれもパソコンやスマホの掃除に持っておくと便利なアイテムです。
おわりに:PCマウスの汚れが溜まると動きが悪くなることも!定期的に掃除しよう
PCマウスは表面上、汚れが溜まっていないように見えることも多いのですが、毎日手で掴むことから手アカや汗、ホコリ、食べカスなどで汚れています。マウスの裏面にあるセンサーやボールに汚れがついてしまうと、マウスポインターの動きが悪くなることもあります。
そこで、日頃からパソコンの画面掃除やデスク掃除のついでにマウスもサッと掃除してしまう習慣をつけましょう。エアダスターなどのアイテムを常備しても良いでしょう。
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