ホームリセットは、花王の中性タイプのマルチクリーナーで、リビングの床だけでなく、キッチンまわりや洗面台など、自宅内の幅広い場所で使えます。ただ、使える場所と使えない場所があるので使い方には注意が必要です。今回は、ホームリセットが使えない場所と使うときのポイント・注意点について解説しています。
ホームリセットの特徴
クイックル ホームリセット 泡クリーナー（以後、ホームリセット）は、花王のマルチクリーナー・万能クリーナーです。「家事をもっとラクに、 おうちをもっと心地よく。」がモットーのクイックルブランドということもあり、手軽に使えて、お家や家具にやさしい掃除ができます。ホームリセットのおもな特徴として、以下があります。
幅広い場所や用途で使える
ホームリセットは中性タイプのマルチクリーナーなので、素材にダメージを与えにくいです。家じゅうのリビングの床や廊下だけでなく、キッチン・壁・窓ガラス・サッシ・テーブル・家具・鏡・家電など、さまざまな場所・用途の掃除で使うことができます。また、中性洗剤は洗浄力が弱いという印象を持っている人も多いと思いますが、幅広い汚れに対応しているので、洗剤を使い分けることなく、キレイに掃除することもできます。
皮脂汚れや油汚れもしっかり落とせる
ホームリセットは、中性タイプの洗剤ながら、界面活性剤がうまく働くように配合されているため、皮脂汚れや油汚れなど、普通のマルチクリーナーでは落としにくい汚れもしっかりと落とせます。また、クレヨンや鉛筆の汚れ、ほこり、黒ずみなど、家庭でよく起こる落としにくい汚れも、サッと拭くだけで落とすことができます。皮脂汚れや油汚れがしっかり落とせるので、キッチンの掃除でも大活躍しますし、窓ガラスや鏡の掃除でも拭きあとが残りにくいです。
2度拭きいらずでベタベタしない
ホームリセットは、他のマルチクリーナーと同じく2度拭きいらずで掃除できます。また、拭いた後にも洗剤でベタつくことがなく、すぐに乾いてサラッとした拭きあがりになります。拭きあがりの感想には個人差があると思いますが、編集部の検証では、中性洗剤で泡もきちんと広がるのに、他のマルチクリーナーに比べて乾きがよく、サラッと仕上がるという印象があります。
除菌・抗菌・ウイルス除去が可能
最近は、除菌・ウイルス除去ができるお掃除洗剤が増えていますが、ホームリセットも除菌成分が配合されているので、除菌・抗菌・ウイルス除去が可能です。基本的には、界面活性剤で掃除すれば、除菌・ウイルス除去ができますが、除菌成分が配合されているとさらに安心ですね。除菌・抗菌・ウイルス除去ができると、細菌・ウイルス対策や臭い対策にも役立ちます。
ウタマロやかんたんマイペットとの違い
ホームリセットは、界面活性剤アルキルアミンオキシド0.4%を主成分とした中性タイプのマルチクリーナーです。ウタマロクリーナー（以後、ウタマロ）よりも界面活性剤の濃度は低いですが、洗浄効果が高い成分なので、幅広い汚れに対応することができます。また、ウタマロは拭いたあとに少しベタつきますが、ホームリセットはベタつくことはありません。なお、ウタマロには除菌成分が配合されていないという点でも違いがあります。
かんたんマイペットは、弱アルカリ性の洗剤なので、マルチクリーナーではありますが、中性洗剤のホームリセットに比べると掃除できる場所・用途が限られます。また、弱アルカリ性の洗剤の方が一般的には洗浄力が高いですが、界面活性剤の濃度はホームリセットの方が高いため、一部の汚れに関してはホームリセットの方がキレイに掃除できる可能性があります。
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ホームリセットの成分
- 水…工程剤
- エチルアルコール…泡調整剤
- グリコールエーテル…泡調整剤
- アルキルアミンオキシド…界面活性剤
- アルキルグリコシド…界面活性剤
- アルキルグリセリルエーテル…界面活性剤
- 塩化ベンザルコニウム…界面活性剤/除菌成分
- 香料…香料
- クエン酸ナトリウム…金属封鎖剤
※液性：中性
※界面活性剤（0.4％ アルキルアミンオキシド）
※クイックル ホームリセット 泡クリーナーの成分表。詳細については、「クイックル ホームリセット 泡クリーナー 成分情報」のページを確認してください。
ホームリセットが使える場所と使えない場所
ホームリセットは、幅広い場所・用途で使えるマルチクリーナーですが、以下のように「使える場所」と「使えない場所」があります。
使える場所と汚れ
- 床・廊下（フローリング・ビニールなどの水拭きができる素材）
- テーブル・家具（水拭きができる素材）
- キッチンコンロ・キッチンシンク
- キッチン家電（電子レンジ・冷蔵庫など）
- 洗面台・鏡
- 窓ガラス・サッシ・引き戸の溝
- 皮脂汚れ・油汚れ・ベタつき汚れ
- 食べこぼし汚れ・飲みこぼし汚れ
- ホコリ・黒ずみ・ピンク汚れ
- クレヨン・鉛筆汚れ
- 石けんや水のはねあと・歯みがき粉汚れ
- 細菌・ウイルス・臭い など
使えない場所
- 水拭きができない素材
- うるし塗りの家具など
- 銅・真鍮製品
- 液晶・プラズマなどのモニター画面
- 自動車の塗装面
- 革製品
- さび汚れ・黒カビ落とし など
ホームリセットのおすすめの使い方と使うときの注意点
ホームリセットは、布・クロス・ペーパー類に吹きかけて拭いたり、汚れに直接吹きかけてから拭いたりするだけで掃除することができますが、以下に気をつけることで、より効率よく安全に掃除することができます。
落ちにくい汚れは漬け置きする
掃除をしていると、ホームリセットでサッと拭くだけでは落ちない汚れも出てくると思います。このような場合、強めの洗剤に変えるのもひとつの手段ですが、ホームリセットを汚れに直接吹きかけて、しばらく漬け置きにしておくと、落としやすくなります。ホームリセットに浸したキッチンペーパーでパックしたあと、サランラップでカバーすると、さらにひどい汚れを落とすこともできます。
こまめな掃除がキレイを保つ秘訣
汚れがひどくなってから掃除をしようとすると、強い洗剤を使う必要が出てきたり、時間をかけて掃除をする必要が出てくる可能性が高まります。汚れがたまりきらない、こびりつかないうちに、ホームリセットでこまめに掃除することが、自宅内をキレイに保つコツです。こまめな掃除が習慣化すると、自然と汚れないような生活習慣になっていきますし、掃除も楽しくなっていきます。
軍手・割りばし・めん棒・つまようじなどを活用する
ホームリセットは、拭き掃除がしやすい洗剤ですが、狭い場所や細かい場所など、拭き取りにくい場所では「拭き取り残り」が起こりやすいです。洗剤の拭き取り残りがあると、汚れが溜まる原因になります。狭い場所は割りばしに紙を挟んで掃除をすると、すみずみまで掃除できます。指が入らないような細かい場所は、めん棒やつまようじが便利です。
なお、ホームリセットは、中性で手肌にやさしい部類の洗剤ですが、敏感肌の人など、手肌が弱い人は手荒れを起こす可能性があります。気になる人は、ビニール手袋などを活用してください。
スマホ・PC・TVなどのモニターの掃除には絶対に使わない
ホームリセットは、スマホ・PC・TVなどのモニターの掃除には使えません。モニター画面は、指紋の皮脂汚れなどが目立つので、ついつい掃除したくなってしまうかもしれませんが、モニターの掃除には、絶対に使用しないでください。
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不安な場所や素材の掃除は目立たない場所で試してから
ホームリセットは幅広い場所・用途で使えるマルチクリーナーですが、掃除できない場所・素材もたくさんあります。この記事にも記載していますが、使用する前に裏書や説明書を必ず確認しましょう。確認しても判断が難しい場合などは、目立たない場所で試してから使うようにしてください。
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おわりに：ホームリセットは水拭きできない場所や素材には使えない。不安な場合は目立たない場所で試してみる
ホームリセットは、中性タイプのマルチクリーナーなので、自宅内の幅広い場所の掃除に使えます。また、皮脂汚れ・油汚れ・ホコリ・黒ずみ・ピンク汚れなど、幅広い汚れを落とせますし、除菌・抗菌・ウイルス除去も可能です。ただし、水拭きができない場所・素材の掃除はできませんし、革製品や銅製品なども掃除できません。説明書を確認しても判断できない場合は、プロの掃除業者に相談したり、目立たない場所で試してから使うようにしてください。
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