洗濯で使う中性洗剤ってどんな洗剤のこと?

おしゃれ着用の中性洗剤のイメージ画像お洗濯のコツ

デリケートな衣類を洗うためには、おしゃれ着用の中性洗剤が推奨されます。このように、洗濯で使う洗剤には中性洗剤の他に酸性洗剤、アルカリ性洗剤があります。代表的な酸性洗剤にはトイレの黄ばみ落とし、代表的なアルカリ性洗剤には塩素系漂白剤などが挙げられます。

では、こうした「○○性」とはどのような性質のことなのでしょうか。また、中性洗剤にはどのような特徴があるのでしょうか。

洗濯用の中性洗剤の特徴とは?

理科や化学の授業で、液体には3つの性質(酸性・中性・アルカリ性)があると習ったことがあるでしょう。この性質のことを「液性」と言い、液性を表す数値のことを「pH」と呼びます。pHは0〜14の15段階で表され、ちょうど真ん中の「7」が中性となります。pH7から離れれば離れるほど強い酸性またはアルカリ性となり、例えばpH2なら強酸性、pH13なら強アルカリ性と呼ばれます。

このように液性が強くなればなるほど、その液体は周囲の物質に対して強い影響力を持ちます。例えば、強い酸性を持つトイレの酸性洗剤は、一般的な洗剤では落としきれない汚れを落とすことができます。しかしその反面、皮膚についたり目に入ったりしてしまうと人体に悪影響を及ぼすほどの強い性質を持ちます。中性洗剤ではこのような性質が弱く、洗う素材や肌への刺激が少ないというメリットがあります。

洗濯用(衣類用)の洗剤は、「弱アルカリ性」または「中性」の液性を持つものが多いです。これは衣類につく汚れの主なものが「皮脂汚れ」「手アカ」「食べこぼし」など酸性の汚れであるためで、逆の性質を持つ「弱アルカリ性」の洗剤だと中和作用(酸とアルカリが化学反応によってお互いの性質を打ち消し合う作用)によってこれらの汚れを落としやすいからです。

ではなぜ中性の洗剤もあるのかというと、弱アルカリ性は繊維に対する影響力が大きいため、ウールやシルクなどのデリケートな素材に使うと傷んでしまうからです。汚れがそれほど酷くない場合や、デリケートな素材に使うという場合は、弱アルカリ性の洗剤よりも中性の洗剤の方が適していると言えます。

さらに「おしゃれ着用の中性洗剤」となると、文字通りおしゃれ着を洗うことに特化していますので、デリケートな素材の服でも安心して洗えるというわけです。液性が中性の洗剤であれば基本的に繊維へのダメージはさほど気にしなくても構いませんが、おしゃれ着用の洗剤はさらに縮みや色落ちなどのトラブルが起きにくいような成分になっています。

そのため、お気に入りの洋服や大切なおしゃれ着を自宅で洗濯するときは、いつも使っている汚れ落としに特化した弱アルカリ性の洗濯用洗剤とは別に、おしゃれ着用の中性洗剤を用意しておくのが良いでしょう。

洗濯用の中性洗剤にはどんな商品があるの?

実際によく売っている洗濯用の中性洗剤には、以下のようなものがあります。

ライオン「アクロン®」
  • おしゃれ着用の中性洗剤
  • 手洗い・ソフトなどの洗濯表示がある洗濯物も傷めずキレイに仕上げられる
花王「エマール®」
  • おしゃれ着用の中性洗剤で、CMなどでも有名
  • ウールやシルクなどのデリケートな服でもやさしく洗い上げられる
  • アクロンと似ているが、香りが異なるので好みで選ぶのも良い
ザ・ランドレス「THE LAUNDRESS®」
  • おしゃれ着用の中性洗剤。シリーズにデニム用や通常の衣類用洗剤もある
  • シンプルなデザインが特徴で、おしゃれにこだわる人にもおすすめ
ハイベック「ハイ・ベックゼロ®」
  • おしゃれ着用の中性洗剤で、通常ならクリーニングに出すようなデリケートな服にも使える
  • おしゃれ着用の洗剤の中でも特に作用がおだやかなのが特徴

このように、中性洗剤にはおしゃれ着用のものが多いですが、その中でもさらに香りや繊維の種類などによって少しずつ性質が異なります。使おうとしている衣類や好みで選ぶと良いでしょう。

中性洗剤を使った洗濯のやり方って?

中性洗剤を使った洗濯の方法は、洗濯機を使うものと手洗いの2つがあります。いずれの場合も、まずは洗おうとする衣類の洗濯表示タグを確認しましょう。「洗濯機」や「手洗い」がOKであれば、自宅で洗濯しても構いません。逆に、「洗濯機」と「手洗い」の両方に×マークがついている場合や、ドライマークがついている場合は自宅で洗濯できませんので、クリーニング店に相談しましょう。

では、実際に洗濯機と手洗いそれぞれの洗い方を見ていきましょう。

洗濯機での洗い方
  • 絡まりやすいものや、ニットなど伸びやすいものは洗濯ネットに入れる
  • 水の量に合った量の洗剤を入れる
  • 手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなど、やさしく洗える弱水流のコースで洗う
手洗いでの洗い方
  • 洗い桶に水を入れ、それに合わせた量の洗剤を入れる
  • やさしく押し洗いし、最後にいったん軽く脱水する
  • その後2回水を変えてすすぎ、軽く脱水する(洗濯機で脱水する場合、1分以内で)

手洗いでも洗濯機でも、水温は30℃以下を徹底し、脱水後はすぐに取り出して干しましょう。洗濯機に弱水流コースがない場合は、衣類の縮みなどを防ぐため、手洗いで洗濯します。

おわりに:中性洗剤とは、液性が中性でpHが7前後の洗剤

中性洗剤の「中性」とは、理科や化学で習う「液性」が中性ということを表します。ですから、液性を表すpHで言うと7前後の洗剤のことを言います。衣類につく汚れは皮脂汚れやアカなど酸性の汚れが多いため、洗濯用洗剤は弱アルカリ性のものが多いのですが、衣類によってはデリケートな繊維が使われていることもありますので、繊維を傷めないようおしゃれ着用の洗剤は中性になっています。普通の衣料用洗剤と同様に使いましょう。

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