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自動製氷機の掃除方法|汚れ、カビ、臭いはクエン酸で対処できる?

自動製氷機のイメージ画像 お掃除のコツ

冷蔵庫に備えつけられている自動製氷機は、製氷皿に水を入れたり、氷を出したりする手間が省ける便利な機能の一つです。水道水しか入れないので、基本的に不衛生な場所ではありませんが、それでも使っているうちに汚れは溜まっていくものです。実は、自動製氷機はクエン酸でも掃除できます。

今回は自動製氷機の汚れの原因や掃除の手順などをご紹介します。自動製氷機の汚れや臭いが気になったら、ぜひチェックしてください。

自動製氷機に掃除は必要?|汚れはカビ以外にもある?

そもそも、自動製氷機とはどのような仕組みで氷を作っているのでしょうか。自動製氷機付き冷蔵庫が登場したのは1988年のことですが、一般的には給水タンクに注がれた水が冷凍庫にある製氷皿に注がれ、数時間後にブロック状の氷ができたのを冷凍室のセンサーが感知し、製氷ケースに空きがあれば氷を補充し、空きがないと判断すれば新たに氷を作るのをやめます。

製氷ケースの中に氷がないか、あるいはごくわずかしかないときは、製氷皿からケースに氷が落ちる音が大きく響きますので、ガラガラという音が特に大きく聞こえるのです。このように便利な自動製氷機ですが、給水タンクを使わない冬場などは氷を補充しないことから、こまめなお手入れが重要です。

上記のように、自動製氷機は「給水タンク」「製氷皿」「製氷ケース」の3つのパーツからできています。このうち、製氷皿や製氷ケースは冷凍庫内で氷点下に保たれているため、雑菌が活動することはできません。一方、給水タンクは冷蔵庫内に置かれているため冷凍庫よりも温度が高く、雑菌が活動できない温度ではないことが問題です。

例えば、製氷機であらかじめ作っておいた氷をケースから取り出してみると、氷からイヤな臭いがするということがあります。これは水というよりも、製氷機(給水タンク)の問題であることがほとんどです。前述のように給水タンクは雑菌が活動できない温度ではないため、カビが繁殖してしまうことがあるのです。

特に、給水タンクに茶色や赤いヌメリが出ていたら、要注意です。このようにカビが発生している状態の給水タンクにそのまま水を入れて氷を作ってしまうと、水の中に侵入してきたカビを一緒に凍らせてしまい、氷にイヤな臭いがついてしまうというわけです。

発売から1995年くらいまでの自動製氷機は「水受け皿」というパーツがあり、ここにカビが発生してしまうことが多かったのですが、現在ではこのパーツは廃止されています。現在の製氷機では、製氷ケースに一定量の氷が溜まると製氷を中止しますので、タンクからの給水を自動で止める仕組みになっています。

このため、製氷ケースの氷が減らない場合、ずっと給水タンクに水が入れっぱなしになってしまうことがあります。一般的に水道水には消毒用の塩素が含まれているため、冷蔵庫内では10日程度消毒効果が持続するとされますが、それ以降は塩素が徐々に消失していき、水質が変化してしまいます。

さらに、消毒用の塩素が含まれていない浄水器を通した水やミネラルウォーターの場合、水道水よりもさらにカビや雑菌が発生しやすくなってしまいます。このような事態を防ぐため、水道水以外のものを入れないように注意書きがある冷蔵庫もあります。

自動製氷機の掃除方法|掃除の手順とカビの対処

上記のようにカビや雑菌の発生を防ぐため、自動製氷機は定期的なお手入れを行いましょう。具体的には、週に1回程度以下のような手順で水洗いをすればOKです。

給水タンクを取り外し、洗う
水を補給するときと同様に冷蔵庫から給水タンクを取り外し、外せるものをすべて外してタンク部分を水で洗い流す
気になる汚れがあれば指で擦るだけでも構わないが、食器用洗剤をつけたスポンジで擦ると落ちやすい
浄水フィルターや給水パイプを外す
給水タンクのフタについている浄水フィルターや給水パイプなどのパーツを外し、洗う
特にフィルターには水道水に含まれるミネラル成分が固まった水垢ができやすいため、流水ですすぎ落とす
フィルターを取りつけ、元に戻す
各パーツをしっかり乾燥させた後、分解したのと逆の手順で組み立てて元に戻せば完了

浄水フィルターや給水タンクにカビがはえてしまったらどうすればいい?

浄水フィルターや給水タンクにカビがはえてしまった場合、以下のような道具を準備して掃除を行いましょう。

  • 柔らかいスポンジ(※固いスポンジや研磨スポンジ、たわしなどは使わない)
  • 食器用中性洗剤
  • 乾いた清潔な布
  • 台所用塩素系漂白剤

台所用の塩素系漂白剤は、5Lの水に対してキャップ約2杯(50mL)の割合で薄めた液を作っておきます。給水タンクの掃除をするときは、日頃のお手入れと同じように冷蔵庫から取り出して各パーツをばらばらにし、漂白剤を薄めた液に約2分間つけ置きして流水でしっかりすすぎましょう。カビが落ちない場合は、食器用中性洗剤をつけたスポンジで擦り落とします。

ただし、浄水フィルターは漂白剤を使うと臭いが残る可能性がありますので、掃除をするのではなく新しいフィルターと交換しましょう。フィルターの形はメーカーによって異なりますので、購入するときは間違えないよう気をつけましょう。

製氷皿と製氷ケースのカビを掃除するときは、自動製氷機の電源を切って製氷を止め、製氷皿と製氷ケースを取り外して柔らかいスポンジで水洗いします。これらのパーツにもカビがついている場合は、上記の割合で薄めた漂白剤の液に約2分程度つけ置きし、流水で念入りに洗い流しましょう。

洗った後はすべてのパーツを乾いた清潔な布でしっかりと拭き取り、水分が残らないよう完全に乾燥させます。乾燥したら、元通り自動製氷機や冷凍庫内へ戻しましょう。

自動製氷機の汚れやカビを防ぐにはどんな対策がおすすめ?

自動製氷機をお手入れする時間がないときは、クエン酸を入れて洗うだけでも構いません。特に、給水タンクは雑菌が発生しなくても水垢で汚れてしまうことがあります。そのため、たまにクエン酸を使って以下のように掃除を行うのもおすすめです。

給水タンクに水とクエン酸を入れる
300mLの水に対してクエン酸を大さじ1杯混ぜ、給水タンクに入れる
通常通り氷を作る
あらかじめ食紅などでクエン酸の混ざった氷に色をつけておくと、出来上がった氷を間違えて食べてしまうことがない
タンクをすすぐ
給水タンクからクエン酸水がなくなったら、タンクをすすいで再度水道水でいつも通り氷を作る

着色した場合はすぐに色がとれませんので、2〜3回くらい水道水で氷を作り、着色されない氷が作られるようになったら掃除完了として構いません。もちろん、この過程でできた氷は間違って食べないよう気をつけましょう。

また、自動製氷機用の市販の洗浄剤を使ってお手入れするのも有効な方法です。給水タンクからパイプ、製氷皿まで一気に洗浄できるため、定期的にお手入れすると良いでしょう。こちらも着色されていますので、洗浄に使った氷をうっかり食べてしまう心配もありません。

自動製氷機の掃除で注意することは?

最初にもご紹介しましたが、自動製氷機には基本的に水道水以外を入れてはいけません。ミネラルウォーターや浄水器を通した水などは消毒用の塩素がないため、雑菌やカビが繁殖しやすくなってしまうからです。水道水以外の水で氷を作りたいときは、自動製氷機ではなく別に用意した製氷皿を冷凍庫に入れて氷を作りましょう。

また、給水タンクを除く製氷皿と製氷ケースはそれほど頻繁に清掃しなくても構いませんが、カビなどの目立つ汚れがなくても、年に1回程度お手入れをすると良いでしょう。入っている氷を捨て、取り外せるものは外して丸洗いするだけです。カビなどの目立つ汚れがなければ水洗いだけで構いませんが、汚れが気になるときは食器用中性洗剤をつけたスポンジで擦り洗いすればOKです。

自動製氷機のカビを防止するにはどうしたらいい?

自動製氷機にカビが発生するのを防止するためには、前章でご紹介したような週1回のお手入れのほか、氷の使用頻度が減る冬などはカビや雑菌防止のために製氷機能を停止しておくことも重要です。給水タンクの中の水や製氷皿・製氷ケースの氷を捨て、製氷停止に設定したら、各パーツをしっかり水洗いして乾燥させ、元に戻しておきましょう。再び氷を作り始めるときは、製氷停止を解除してきれいな水を給水タンクに入れればOKです。

また、フィルターは消耗品ですから、カビがはえていなくても定期的な交換が必要です。交換する時期については、メーカーの取扱説明書を確認しましょう。

おわりに:自動製氷機は基本的に水洗いを行い、カビがはえたら漂白剤を使おう

自動製氷機は塩素消毒された水道水のみを使うことから、基本的にはあまり汚れのつきにくい場所です。そのため、こまめに水を入れ換えたり、週に1回くらい給水タンクを水洗いしたりすれば清潔な状態を保てます。

クエン酸や市販の洗浄剤を使って給水タンクから製氷皿までを一気に掃除してしまう方法もあります。また、年に1回くらいは製氷皿や製氷ケースもすべて流水で洗い、しっかり乾燥させるお手入れを行いましょう。

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