本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はカジトク編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

ヒシの実の栄養効果と美味しく食べるコツとは?

食材大辞典

最近は珍しい食べものもお取り寄せできるようになり、ヒシの実も気軽に楽しめるようになってきました。
今回は、ヒシの実の栄養効果と下処理や保存方法、料理のポイントについて食材大辞典としてまとめました。

ヒシの実の特徴と栄養効果って?

ヒシ(菱)は池や沼に自生する蓮のように水面に葉を広げる水草で、その果実が、ヒシの実です。固い殻に包まれた中にある白い果肉が食用になります。自生しているものは小さく可食部分も少ないですが、栽培種は実が大きく果肉も大粒の栗ほどあります。古くから薬膳の食材として用いられ、滋養強壮や健胃効果があるとされています。

がんや生活習慣病を予防
有機ゲルマニュムを含む数少ない植物で、免疫力を高めがんと戦う成分をつくるほ
鎮痛効果が期待できる
オレイン酸やリノール酸、αリノレン酸などが豊富で、悪玉コレステロールを減らし、血流を改善して動脈硬化などを防ぐ
疲労回復、ストレス緩和
ビタミンB群が豊富で、三大栄養素をエネルギーに変えて疲労を回復したり細胞の新陳代謝を促進
脳神経や筋肉を正常に働かせストレスを和らげる
アンチエイジング効果
抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンE、βカロテンなどを含み、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高める
カルシウムやリンなどのミネラルを含み、骨の健康を維持し骨粗しょう症などを予防する
デトックス効果
体内の余分な塩分を排出するカリウムを多く含み高血圧を予防する
食物繊維も豊富で便秘の改善や生活習慣病の予防に役立つ

ヒシの実を食べるときの注意点と保存方法のポイントは?

ヒシの実には寄生虫がいることがあるため、生では食べられません。必ず加熱処理をしてから食べましょう。保存方法は、茹でて皮をむいた状態でタッパーやジップロックなどに入れて密封し、そのまま冷凍保存するのがオススメです。解凍するときには使用する分だけ解凍し、再度加熱調理をする場合には凍ったままの状態で利用できます。

ヒシの実の下処理のポイントとおすすめの食べ方は>

ヒシの実はアクが強く、アク抜きをきちんとしないと苦くなってしまいます。まず、最低でも2時間以上は水にさらします。できれば一晩水に浸けておきましょう。その後に、3%ほどの塩を加えたたっぷりの水にヒシの実がしっかり浸かるように入れ、沸騰させていきます。

茹で時間は、再度加熱調理するなら沸騰してから10分程度、そのまま食べるなら30分程度が目安です。茹で上がったら冷水に浸して粗熱を取り、ナイフで平らな面に軽く切れ込みを入れて指で皮をむいていきます。

ヒシの実はそのまま食べてもほんのり甘い味がするだけでクセがなく、どんな料理とも相性が良く使いやすい食材です。ヒシの実ご飯のほか、半分に切っておつまみにしたりサラダに散らせばホクホクとした食感が楽しめ、食べやすくカットして肉や野菜炒めにすれば美味しいアクセントになります。天ぷらやフライなどにすれば、また違った風味も楽しめます。

おわりに:健康と美容にさまざまな効果を発揮します。アク抜きし必ず茹でてから味わいましょう

薬膳にも使われるヒシの実には、がんや生活習慣病の予防、疲労やストレスの緩和、アンチエイジング、デトックスなどのさまざまな効能があります。水に浸してアク抜きをしたら、必ず茹でてから使いましょう。どんな料理とも相性が良く料理のアクセントとしても楽しめます。

コメント