布団のダニ対策のために布団クリーナーの購入を検討している人もいますし、布団クリーナーは必要ないと主張する人もいますが、布団クリーナーにはメリットがあり、その他のダニ対策と組み合わせることでより良いハウスダスト対策ができます。この記事では、ダニ対策に効果的な布団クリーナーについて、使うことのメリットと組み合わせにおすすめの家電とグッズもあわせて解説していきます。
布団のダニが増える原因とダニが増えるデメリット
布団のダニは、湿度や温度などが原因で増え、増えることでダニアレルギー・ハウスダストアレルギーを発症するなどのデメリットが生じる可能性があります。
布団のダニが増える原因
ダニが増えるおもな原因は、高温多湿・ダニのエサが豊富・ダニの住居になる環境があるなどのダニの繁殖条件がそろっていることです。布団のなかは高温多湿の環境になりやすく、人間のフケや垢、髪の毛、皮脂、ホコリ、食べもののカス、カビなどのダニのエサになるものも増えやすいです。また、ダニは明るい環境が苦手なため日光や明るい電灯の光を避ける性質がありますが、布団のなかは日光が届きにくいためダニの住居としても環境が整っています。
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布団のダニが増えるデメリット
布団のダニが増えている状態は、かなり布団が汚れている状態です。カビも繁殖しやすい状態なので、かなり不潔ですし、さまざまな健康上のトラブルの原因になる可能性があります。とくにダニアレルギー・ハウスダストアレルギーによる鼻水・鼻詰まり・のどの痛み・せき・肌荒れなどは、深刻な状態に陥ることもあるので注意が必要です。なお、ダニアレルギーを起こすのは、おもにダニの死がいやダニのフンのため、殺虫剤などでダニを退治するだけでは解決できません。むしろ、そのまま放置すれば悪化する場合があります。
ダニ対策で布団クリーナーを使うメリット
布団クリーナーとは、布団専用の掃除機のようなものです。布団やマットレスに使いやすいように開発されているので、手間や負担も少なく、効率良く布団を掃除することができます。また、ダニを退治するために温風を出したり、紫外線を照射するモデルもあるので、効率良くダニ対策もできます。
こまめにダニやダニの死がい、ダニのフンを掃除し、ダニのエサになる汚れを取り除くことがダニ対策の基本になるので、ダニアレルギーやハウスダストアレルギーに悩んでいる人には布団クリーナーがおすすめです。また、掃除機のノズルを布団用ノズルに交換して掃除する方法もありますが、充電式の場合は時間が制限されますし、床を掃除する掃除機と同じもので布団を掃除することに、衛生面で抵抗を感じる人もいると思います。
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布団のダニ対策におすすめの布団クリーナー
布団のダニ対策はこまめな掃除が大切なので、基本的には自分が使いやすい好みの布団クリーナーを使ってもらって大丈夫です。カジトク編集部で性能・信頼性・サポート・購入しやすさなどで検討したところでは、以下の布団クリーナーがおすすめです。
レイコップ PRO2
レイコップ PRO2は、布団クリーナーのパイオニア「レイコップ」のハイエンドモデルの布団クリーナーです。約65℃の温風でダニをしっかり退治(ダニは約60℃以上で死滅)し、パワフルにたたきながら、ダニやダニの死がい、フン、ホコリ、髪の毛を掻き出し、吸引して布団を掃除していきます。コードタイプですが、その分パワーが持続するのでしっかり掃除ができるメリットがあります。もちろん、UV照射も可能なので、除菌効果も期待できます。
サイズは少し大きめですが、その分効率良く掃除を進められますし、女性でも持ち運びできる重さなので、サイズ感はそこまで気にならないと思います。また、吸引力は高くても布団に吸い付かないようになっているので、布団を長持ちさせることにも役立ちます。ダニ対策や布団のケアにこだわるなら、編集部としてもレイコップ PRO2はかなりおすすめです。
NewStyle RAYCOP
NewStyle RAYCOPは、軽量化と使いやすさに特化したレイコップの布団クリーナーです。コードレスタイプで1.4kgしかないので持ち運びや取り回しをしやすく、ヘッド部分が上下に可動するため、楽な姿勢で布団の奥まで掃除をすることができます。立てて置くこともできるので収納しやすく、掃除途中に少し置いておくこともできます。
NewStyle RAYCOPに温風機能はありませんがUV照射機能はあるので、布団の除菌はできます。また、吸引なしの「UVオンリーモード」があるので、デリケートな布類の除菌などにも便利です。編集部としては、こまめに布団の掃除をしたい人や軽量で収納しやすいものを探している、こまめにUV除菌をしたい人などにおすすめです。
レイコップスティッククリーナー 布団クリーナーヘッド付掃除機 RSC-300
レイコップスティッククリーナー 布団クリーナーヘッド付掃除機 RSC-300は、掃除機と布団クリーナーの2つの使い方ができるスティック型掃除機です。カジトク編集部で検証したところ、掃除機としての機能は平均的ですが、布団用のノズルとしてUVヘッドが付属している点がおすすめポイントです。余計な機能が付いていない分、吸引力は十分なので、予算を抑えて購入したい人にもおすすめできます。
また、UVヘッドのブラシは布団用と床用で交換できるので、布団と床で兼用することに抵抗がなければ、カーペットなどの除菌も可能です。コードレススティック型掃除機と布団クリーナーを買う場合に比べると価格をかなり抑えられる点もRSC-300のメリットのひとつになります。
アイリスオーヤマ ハイパワータイプ ふとんクリーナー
アイリスオーヤマ ハイパワータイプ ふとんクリーナーは、吸引力を重視した布団クリーナーです。アイリスオーヤマの製品らしく価格はやすく、機能のバランスも良いので、なるべく価格を抑えたいけどある程度信頼できるものを買いたい人におすすめです。ワイドヘッドなので効率良く布団を掃除できますし、ヘッドが可動するので取り扱いやすく、立てて収納できるので、収納スペースを節約できるメリットもあります。
ダニちりセンサーで汚れを確認しながら掃除できるので、ダニの死がいやフンなどのアレルゲンの吸引残しも起こりにくいです。ちなみに温風機能はありますが、ダニを退治できる温度までは上がりません。あくまで、温めて湿気を飛ばすことでダニが繁殖しにくい環境を作る機能です。温風でのダニ退治やUV除菌の機能はありませんが、ダニ対策はダニ・ダニの死がい・フン・エサになる汚れを取り除くことが大切なので、必要な機能は備わっています。カジトク編集部としても十分おすすめできます。
アイリスオーヤマ 軽量タイプ ふとんクリーナー
アイリスオーヤマ 軽量タイプ ふとんクリーナーは、軽量化に特化した布団クリーナーです。軽量化したとはいえ、7000回(ハイパワータイプの50%程度)のたたき機能は付いていますし、温風機能もあるので、こまめに布団を掃除する人であれば問題ない機能を持っています。
価格を抑えたい人や軽量化にこだわりたい人にとくにおすすめですが、女性や高齢者など、腕力に自信がない人にもおすすめです。子どもがお手伝いするときにも使っても良いと思います。
パナソニック 紙パック式ふとん掃除機
パナソニック 紙パック式ふとん掃除機は、布団クリーナーではめずらしい紙パック式なので、ゴミ回収のときに手が汚れにくく、ホコリが舞い上がりにくいというメリットがあります。また、パナソニックの掃除機の開発で培われたセンサー機能が微細なゴミまで察知してくれるので、よりきれいに布団を掃除することができます。
他の布団クリーナーに比べると特別目立った機能があるわけではありませんが、紙パック式が好みという人にとっては、検討をおすすめできる布団クリーナーです。クラブパナソニックやパナソニックストアプラスの会員の人のように、パナソニック製品を多く使っている人も、検討してみても良いと思います。
組み合わせるとダニ対策に効果的な家電とグッズ
ダニ対策は布団クリーナーだけで行うよりも、そのほかの対策を組み合わせたほうが効果的です。以下の家電とグッズは、一般家庭でも使いやすく、効率良くダニ対策ができるようになります。
布団乾燥機
布団を洗濯して、乾燥機の温風でしっかり乾燥させることは、かなり効果的なダニ対策になります。しかし、布団をこまめに洗濯するのは大変ですし、洗濯した後に乾燥させるのはかなり大変です。また、家庭用の乾燥機では、布団を乾燥できるものは少ないと思います。
そこでおすすめなのが布団乾燥機です。定期的に布団乾燥機にかけた上で布団クリーナーでこまめに掃除すると、ダニの退治とダニの死がいとフンの掃除ができますし、ダニが繁殖しにくい環境を作ることもできます。今は機能の高い布団乾燥機がたくさんありますし、ダニ対策以外の使い方もあるので、ひとつ購入しておくとかなり役に立つと思いますよ。
- 組み合わせにおすすめの布団乾燥機
ダニ捕りシート
ダニ捕りシートは、ダニを誘引して捕獲するシートで、捕獲した後はそのまま捨てられます。環境などにより効果に差が出ますが、捕獲することで生きているダニをある程度減らすことができます。ハウスダストのアレルギーの原因になるダニ対策としては、単独で効果を発揮するというより、補助的な目的で使うことをおすすめします。
- 組み合わせにおすすめのダニ捕りシート
布団用ダニよけスプレー
布団用ダニよけスプレーは、ダニの嫌がる成分を吹きかけることで、ダニが寄ってくるの防いだり、布団のなかにいるダニを追い出す効果が期待できます。ただし、殺虫効果があるわけではなく、刺激も強くないため、あまり高い効果は期待できません。ダニ捕りシートと同様、あくまでも補助として使うことがおすすめです。
- 組み合わせにおすすめのダニよけスプレー
洗濯洗剤・柔軟剤
あまり多くありませんが、ダニよけ効果がある洗濯洗剤や柔軟剤があります。あくまでも補助的に使うことをおすすめしますが、布団クリーナーと布団乾燥機などと組み合わせて使うことで、ダニの発生率をさらに下げることができます。
- 組み合わせにおすすめの洗濯洗剤・柔軟剤
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おわりに:布団クリーナの掃除と布団乾燥機の温風乾燥でダニを駆除・予防しよう
布団クリーナーで布団をこまめに掃除することで、布団のなかでダニが増えるのを防げますし、ダニの死がいやフンなどのアレルゲンを減らすことでハウスダストアレルギーやダニアレルギーの症状を軽減できます。掃除機で掃除する方法もありますが、床を掃除したもので布団を掃除するのは、抵抗ある人もいると思いますので、基本的には布団クリーナーを使うことをおすすめします。また、布団乾燥機の温風乾燥でダニを退治すると、さらに万全のダニ対策ができるのでおすすめです。
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