大掃除は、年末だけでなく、季節や年度の変わり目など、年に数回行うと部屋をキレイに保ちやすくなります。しかし、大掃除は手間がかかりますし「大掃除で道具や洗剤を買ったけど、その後使わず無駄にしてしまった」という意見も目にします。今回は、大掃除でおさえてほしい「これだけあればリスト」と大掃除のポイントについて解説します。
大掃除の場所別で見るで必要な作業リスト
大掃除は、たくさんの場所やものをまんべんなく掃除することになるので、時間が足りなくなったり、掃除し忘れたりすることがあります。大掃除のスケジュールを作るときや、スケジュール通りに掃除を終わらせるため、以下のような大掃除作業リストを場所別で作っておくことをおすすめします。
お風呂・洗面所
お風呂場や洗面所では、水アカ・湯アカ・カビなど汚れの種類が多く、鏡や金属のウロコ汚れ・排水口などのように手間がかかる場所もあります。
お風呂
- 天井・床・壁をお風呂用洗剤で掃除する
- 浴槽をお風呂用洗剤で掃除する
- ドア・棚・シャワーヘッドなどの小物をお風呂用洗剤で掃除する
- 追い焚き配管を専用洗剤で掃除する(追い焚き機能がある場合)
- カビを専用洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
- 排水口・排水パイプを専用洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
- 鏡・蛇口などの水アカ・ウロコ汚れを酸性洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
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洗面所
- 洗面シンクを中性洗剤で掃除する
- 棚・照明・小物類を掃除する
- カビを専用洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
- 排水口・排水パイプを専用洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
- 鏡・蛇口などの水アカ・ウロコ汚れを酸性洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
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キッチン
キッチンは、水回りの汚れ以外に油汚れ・食べもの汚れがあります。こまめに掃除していない場合は、ほこりなどと混ざって硬く固着し、汚れが落ちにくくなっています。
キッチンシンク
- 通常の汚れを中性洗剤で掃除する
- 水アカ・ウロコ汚れを酸性洗剤で掃除する
- 排水口・排水パイプを専用洗剤で掃除する(絶対に洗剤を混ぜない)
- 雑巾・マイクロファイバークロスなどで、水気を拭き取る
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換気扇・コンロ
- 五徳・受け皿などの小物を取り外し、洗剤で掃除する
- コンロ本体・バーナー部分を洗剤掃除・拭き掃除する
- 魚焼きグリルを洗剤掃除・拭き掃除する
- 換気扇・フードを拭き掃除・洗剤掃除をする(必要に応じて部品を取り外して掃除する)
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壁・棚・収納など
- 油ハネガードを取り外し、掃除・交換する
- コンロ周辺の油汚れを、洗剤でつけ置き、拭き掃除する
- 床・壁・天井などを全体的に拭き掃除する
- シンク下収納・棚などの内部を拭き掃除し、空気の入れ替えをする
- 冷蔵庫・棚などを動かし、掃除する
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トイレ
便器・便座・タンク
- 中性のトイレ用洗剤で全体的に掃除する
- 酸性洗剤で尿石汚れを掃除する
- トイレ用ワイパー(ウェットシート)で全体的に拭き掃除する
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換気扇
- フィルターを取り外す
- カバーを外し、洗剤で掃除する
- 換気扇のファン・本体を拭き掃除する
- 新しいフィルターに取り替える
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床・壁・収納
- 掃除機・雑巾などでホコリ・汚れをおおまかに掃除する
- 尿はね汚れがある場合は、酸性洗剤で掃除する
- トイレ用ワイパー(ウェットシート)で拭き掃除して仕上げる
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リビング・廊下
リビング・廊下は、ホコリ汚れや皮脂汚れなどの掃除が中心になります。ただし、普段こまめに掃除していなかったり、何かをこぼした後にきちんと掃除していなかったり、タバコのヤニ汚れがあったりする場合は、おおがかりな掃除が必要になる場合があります。
床・カーペット・畳
- 掃除機で念入りに掃除する
- 硬く絞った雑巾・クロスで拭き掃除する(必要に応じて中性洗剤を使う)
- 畳や湿気が気になる場所は、水気を乾拭きで拭き取る
- ワイパー・コロコロなどで掃除して仕上げる
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壁・天井・ドア・手すり・コンセント・スイッチ・照明
- ハンディワイパーなどで全体的に掃除してホコリを取り除く
- 専用の中性洗剤をつけ、雑巾・クロスで拭き掃除する
- ウイルス・細菌が気になる場合は、消毒用アルコールで除菌する
- タバコのヤニ汚れは、目立たない場所で試してから専用の弱アルカリ性洗剤で拭き掃除する
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窓・ブラインド・カーテン
- 雑巾・クロスで全体的に拭き掃除し、汚れをおおまかに落とす
- それぞれ専用の洗剤で拭き掃除する。汚れがひどい場合はつけ置きする
- 洗えるカーテンは、洗濯機・お風呂場で洗濯する
- 網戸・サッシの溝などを拭き掃除・ブラシ掃除する
- 窓周辺を掃除機で掃除する
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玄関・ベランダ・バルコニー
玄関・ベランダ・バルコニー・庭は、土や砂、泥などの外の汚れが持ち込まれます。油性の汚れは少ないですが、皮脂汚れがこびりつくとしつこい汚れになることがあり、土や泥の汚れがこびりつくこともあります。
玄関
- ほうきで掃除して、大きい汚れを取り除く
- ドア・棚などを雑巾・クロスなどで拭き掃除する
- 床を専用の洗剤で拭き掃除する
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ベランダ・バルコニー
- ほうきで掃除して、大きい汚れを取り除く
- サッシ・窓・手すりなどを雑巾・クロスなどで拭き掃除する
- 床をデッキブラシ・モップなどで磨く
- 水で汚れを流す
- モップ・雑巾・クロスなどで、水をある程度取り除く
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家電・家具・インテリア
キッチンで使う家電や洗濯機などは、汚れがひどいものが多く、大掃除の機会を逃すと正常に使用できなくなったり、悪臭が発生するようになります。
洗濯機
- 中性洗剤で外側・フタ・扉・ホースなどを拭き掃除する
- 洗濯洗剤・柔軟剤のタンクとその周辺を拭き掃除する
- 洗濯槽クリーナーで洗濯槽を掃除する
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電子レンジ・オーブン・トースター
- 中性洗剤で扉・外側の拭き掃除する
- 専用の洗剤で庫内を拭き掃除する
- クエン酸水を使って電子レンジを消臭する
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冷蔵庫
- 中性洗剤・アルコールなどで、扉・外側を拭き掃除する
- 中性洗剤・アルコールなどで、庫内・棚などを
- 自動製氷用の水タンクを掃除する
- 自動製氷用の給水パイプを掃除する
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エアコン
- フィルターを取り外して掃除する
- エアコンの外側を拭き掃除する
- 吹き出し口・ルーバーを拭き掃除する
- 室外機・ドレンホース・室外機の周辺の汚れを取り除く
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TV・PCモニター
- やわらかいハンディワイパー・エアダスターなどで、ほこりをやさしく取り除く
- モニター専用のクリーニングクロスで、乾拭きする
- 落ちない汚れは、専用の洗剤・専用の掃除用ウェットティッシュで掃除する
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大掃除におすすめの洗剤これだけあればリスト
大掃除用の洗剤は、普段の掃除でも使えて、複数の場所で使えるものを選ぶようにすると、無駄なく使えます。以下の洗剤は、普段使いしやすく、幅広い用途で使えるのでおすすめです。
ウタマロクリーナー(中性洗剤)
ウタマロクリーナーは、アミノ酸系洗浄成分を配合した中性洗剤で、水拭きできるものであれば基本的に使えます。キッチン・トイレ・お風呂・リビング・冷蔵庫・電子レンジ・ベランダ・窓ガラスなど、一般家庭のほとんどの掃除で使えるので便利です。また、素手で使うこともできるほどお肌にやさしく、ペット・小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。
※素手で使うことを推奨するわけではありません。敏感肌の人などは、肌荒れする場合があります。
使える場所・使えるものの例
- リビング・寝室などの床・壁・天井
- 窓ガラス・サッシ
- キッチンシンク・換気扇・コンロ
- 冷蔵庫・電子レンジ
- スイッチ・コンセント・照明
- 水拭きできる家具・家電 など
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食器用洗剤(JOY・キュキュットなど)
JOY・キュキュットなどの食器用中性洗剤は、水でじゃぶじゃぶ洗えるため、ウタマロクリーナーでは落ちない汚れを掃除するときに使えます。中性なので使えるものも多く、キッチンシンクや洗面シンク、浴槽でのつけ置き洗いにも便利です(弱酸性の食器用洗剤もあります)。
使える場所・使えるものの例
- キッチンシンク・コンロ
- 食器・調理器具・プラスチック製の部品・金属製の部品
- フローリング・壁・ガラス・サッシ(薄めて使う)
- スイッチ・コンセント・照明(薄めて使う) など
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消毒用アルコール
消毒用アルコールは、消毒だけでなく簡単な掃除にも使えます。食器にも使えるキッチン用アルコールが便利です。消毒用アルコールは、消臭対策やカビ予防にも使えます。
使える場所・使えるものの例
- キッチンシンク・電子レンジ・冷蔵庫
- テーブル・フリーリング・壁・ガラス・サッシ
- トイレ・お風呂
- スイッチ・コンセント・照明 など
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キッチン泡ハイター
キッチン泡ハイターは、カビ専用洗剤(カビキラーなど)やキッチンハイターと濃度は違いますが、成分はほとんど変わりません。軽めのカビであれば落とせるので、常の常備しておくと毎日のお掃除でも、大掃除でも使えます。キッチン泡ハイターで落とせないカビは、カビキラーやキッチンハイターで掃除しましょう。
使える場所・使えるものの例
- キッチンシンク・排水口
- 洗面シンク・排水口(一部使えないものもある)
- お風呂の床・コーキング・排水口 など
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激落ちくんクエン酸泡スプレー(酸性洗剤)
激落ちくんクエン酸泡スプレーは、泡できちんと包み込んでくれるので、クエン酸の洗浄成分を汚れにしっかり浸透させることができます。水アカ・ウロコ汚れ・カルシウム汚れなどの水回りの汚れや、尿はね汚れ・軽めの尿石の掃除に使えますし、除菌・消臭対策にも役立ちます。激落ちくんクエン酸泡スプレーで落とせない尿石・ウロコ汚れは、サンポールやキーラなどの専用の酸性洗剤を使いましょう
使える場所・使えるものの例
- キッチンの水アカ・ウロコ汚れ・カルシウム汚れ
- お風呂・洗面台の水アカ・ウロコ汚れ・カルシウム汚れ
- トイレの水アカ・尿はね・尿石 など
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アルカリ電解水
皮脂汚れや油汚れは、アルカリ性の洗剤の方が落としやすいです。アルカリ電解水は界面活性剤が配合されておらず、使った後に水になるので、二度拭きがいりません、幅広いものに使えて、除菌することもできます。ただし、木製の家具など、使えないものもあるので、心配なものは目立たない場所で試してから使うようにしましょう。アルカリ電解水で落とせない汚れは、かんたんマイペットやセスキの激落ちくんなどの界面活性剤配合の弱アルカリ性洗剤に変えても良いでしょう。
使える場所・使えるものの例
- キッチンシンク・電子レンジ・冷蔵庫
- フリーリング・壁・ガラス・サッシ
- トイレ・お風呂
- スイッチ・コンセント・照明 など
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ジフ(クリームクレンザー)
ジフは、アルカリ性のクリームクレンザーで、キッチンやお風呂場の油汚れやくすみ汚れのようなしつこい汚れを、天然成分カルサイト粒子でやさしく研磨しながら落とします。通常のクリームクレンザーよりも圧倒的に傷つきにくいので非常に使いやすいですが、コーティング加工・ツヤ出し加工されたものなど、使えない場所が多いので注意が必要です。
使える場所・使えるものの例
- キッチンシンク・コンロ・食器・換気扇
- 洗面シンク・浴槽・お風呂の床 など
関連記事:掃除や洗い物で使うクレンザーの特徴と上手な使い方とは?
大掃除におすすめの道具これだけあればリスト
大掃除では、掃除機やクイックルワイパー(ワイパーシート)、食器用のスポンジなど、毎日使う掃除用具以外にも用意しておくと便利なものがあり、普段とは違う使い方で活躍する道具もあります。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは、素材を傷つけずに汚れをこそぎ落とすことができる化学雑巾です。乾拭き・水拭きどちらにも使えますし、吸水率が高いので、水気の拭き取りにも使えます。普通の硬さのものとモニターなどにも使えるやわらかいものを用意しておくと便利です。
使える場所・使えるものの例
- リビング・寝室などの床・壁・天井
- 窓ガラス・サッシ
- キッチンシンク・換気扇・コンロ
- 冷蔵庫・電子レンジ
- お風呂・トイレ・洗面台
- スイッチ・コンセント・照明
- 家具・家電・モニターなど
スポンジ
マイクロファイバークロスでは落とせない汚れは、洗剤をつけたスポンジを使うと落とせることがあります。やわらかめのスポンジと硬めのスポンジを用意し、適宜使い分けるようにすると、素材を傷つけずに効率よく掃除を進めやすくなります。
使える場所・使えるものの例
- リビング・寝室などの床・壁・天井
- 窓ガラス・サッシ
- キッチンシンク・換気扇・コンロ
- 冷蔵庫・電子レンジ
- お風呂・トイレ・洗面台
- スイッチ・コンセント・照明
- 家具・家電・モニターなど
バケツ
普段の掃除ではバケツを使わないという人もいるかもしれませんが、大掃除では、バケツの有無が効率に大きく影響してきます。汚れた雑巾・スポンジを洗ったり、小物や部品を漬け置きしたりなど、さまざまな使い方ができます。フタ付きのバケツがいくつかあると便利です。
使える場所・使えるものの例
- キッチン
- リビング
- お風呂・洗面台
- トイレ
- 玄関・ベランダ など
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、頑固な汚れを落とせる、非常に手軽な掃除道具です。ツヤ出し加工・コーティング加工をした素材には使えませんが、目立った傷をつけることなく、研磨しながら汚れを落とせます。
使える場所・使えるものの例
- リビング・寝室などの床・壁・天井
- 窓ガラス・サッシ
- キッチンシンク・換気扇・コンロ
- 冷蔵庫・電子レンジ
- お風呂・トイレ・洗面台
- スイッチ・コンセント・照明 など
伸縮自在のワイパーアーム
クイックルワイパーなどで使うワイパーアームを、伸縮自在のものに変えると、場所ごとに使い分けれるので便利です。天井や洗濯機の下側、冷蔵庫の裏側など、手が届かない場所も簡単に掃除できます。アタッチメントを使い分けると、さらに便利です。
使える場所・使えるものの例
- 床
- 天井
- 壁の上部
- 家具や大型家電の下側・裏側
- 狭い場所の奥 など
掃除用ブラシ
歯ブラシなどでも代用できますが、掃除専用のブラシを数種類用意できると、掃除がかなり効率よく進められます。狭い場所やコーナーを掃除できる細いタイプ(2wayが理想的)と、広い面を掃除できる幅広タイプがあると便利です。
使える場所・使えるものの例
- キッチン
- リビング
- お風呂・洗面台
- トイレ
- 玄関・ベランダ など
スクイージー・スクレーパー
スクイージーとは、いわゆる「水切り」のことで、スクレーパーとはお掃除用のヘラのことです。スクイージで水切りをしてから水気を拭き取ることで、掃除がはやく進みますし、カビの予防にもつながります。樹脂製のスクレーパーは、こびりついた水アカなどのカルシウム汚れをこそぎ取ったり、シール剥がしに使うことができます。
使える場所・使えるものの例
- キッチン
- リビング
- お風呂・洗面台
- トイレ
大掃除をするときの注意点
大掃除は、以下を心がけるようにすると、順調に進めやすくなります。
スケジュールを立ててから掃除をする
ここまでで解説してきたように、大掃除ではやること・タスクが多いです。やみくもに始めてしまうと、掃除が効率よく進められなくなったり、収まりがつかなくなったりして、途中で嫌になり中断してしまう状況に陥りかねません。
どこからどのように、どういう順番で掃除を進めていくかなど、ある程度スケジュールを立ててから大掃除を始めるようにしましょう。同じ掃除の種類をまとめてする・近い場所から始める・少しずつ小分けにして進めるなど、スケジュールの方法はたくさんありますので、自分のやりやすいスケジュールを組むようにしてください。
1日ですべてを終わらせようとしない
大掃除でやることは多く、家・部屋が広いと1日では終わらないこともあるでしょう。「休みの日に1日で終わらせよう」と気合を入れて大掃除を始めたけど、中途半端で終わってしまったという話もよく聞きます。
大掃除を始めてみたら、思っていた以上にやることが多かったということはよくあります。1日ですべて終わらせようとせず、終わらなかったら後日に回すなどして無理のないスケジュールで進めるようにしてください。
完璧を目指さない。適度に手抜きをする
大掃除は年に数回に行う特別なイベントでもあるので、「完璧にキレイに仕上げたい」と考えて掃除するという人もいると思います。しかし、すでに解説したように、大掃除はやることや掃除する場所が多く、予定通り進まないこともあります。また、長期間に蓄積した汚れは、念入りに掃除をしたとしても1回ではキレイにならないこともあります。
完璧にキレイにすることを目指すのではなく、「今よりキレイにする」ことを目指すようにすることがおすすめです。忙しかったり疲れていたりもあると思うので、適度に手抜きすることも忘れないようにしてください。
難しい場所はプロに依頼する
例えば、エアコンの内部・洗濯機の排水口・換気扇・こびりついて取れない水アカや尿石などは、一般の人では掃除が難しい場合があり、エアコンなどに関しては故障の原因になる可能性があります。このような「難しい場所」の掃除については、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。
また、「大掃除の時間を作るのが難しい」という人も、プロに依頼することで案外簡単に解決することもあります。忙しいなどの理由で大掃除を先送りにすると、汚れが溜まってしまい、大掛かりな掃除・費用が必要になる可能性もあります。最近は気軽に使える家事代行サービスも増えてきたので、一度検討してみてもいいと思いますよ。
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おわりに:効率化と適切な手抜きが大掃除成功のポイント。洗剤・道具・スケジュールを見直してみよう
大掃除は年末の恒例行事ではありますが、衣替えの時期や年度の切り替わり、湿気の多い時期など、年に数回定期的に行うことが部屋をキレイに清潔に保つポイントになり、年末の大掃除を楽に済ませることにもつながります。また、大掃除だからといって完璧にキレイにしようと張り切りすぎると、途中で頓挫して大掃除が先送りになってしまう可能性もあります。無理のないスケジュールを立てて、頑張りすぎないように「適度に手抜きをする」くらいの楽な気持ちで取り組んでみてください。ちなみに、大掃除で洗剤・道具を購入したけど、大掃除以外に使わなかったため無駄にしてしまったという声もあります。洗剤・道具は、普段の掃除で兼用できるものがほとんどなので、本当に必要かどうか購入前に見直すようにしましょう。
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